僕の音盤青春記 1971-1976

「僕の音盤青春記 1971-1976」(絵と文: 牧野良幸)。著者が中学2年(1971年)から高校3年(1976年)までの間に聴いたレコード(音盤)にまつわる青春記です。著者の純朴な青春時代がなんとも言えなく微笑ましく、輸入盤などまだ普及していなかった頃で情報もFM雑誌…

イノベーションのジレンマ

増補改訂版「イノベーションのジレンマ - 技術革新が巨大企業を滅ぼすとき」(Clayton M. Christensen 著)。原題は、Harvard Business School Press: The Innovator’s Dilemma – When New Technologies Causes Great Firm to Fail。 かなり前のことだが、元上…

10日でおぼえるXML入門教室

「10日でおぼえるXML入門教室 第2版」(山田祥寛著)。入院中の後半(7月下旬)、体調も良くなってきたころ、せっかく時間もたっぷりあることだし、これまでちょっと手抜きで見過ごしていたXMLを基本からおさらいしようと思い購入した本。10日間だったら余裕だな…

世界の日本人ジョーク集

「世界の日本人ジョーク集」(早坂隆著)。日本人をネタにしたジョークというよりも日本人を含めたエスニックジョーク集といった内容です。 帯のコピーなどから、もっと娯楽要素の強い内容と思いきやこれがなかなかどうして結構異文化の勉強になるちゃんとした…

SE のホンネ話

「SEのホンネ話 - 会社じゃ言えない」(きたみりゅうじ著)。元プログラマー/SE の著者が体験した過酷な労働環境をベースにしたトホホな実態を、面白可笑しく書いています。NETWORKWORLD に連載していたものを本にしたそうです。完璧娯楽本。 働けば働くほど貧…

強育論

「強育論 - The art of teaching without teaching」(宮本哲也著)。スーパー塾講師である著者の実践している学習方法や間違いだらけの子育てなどが、独特の強い口調で語られている本。 自らを冷血教師と言っているほどで、その放置プレイの徹底ぶりには驚か…

ロック・アルバム・ベスト 100

雑誌「レコード・コレクターズ」創刊25周年記念企画として、5月号から7月号までの3号連続で、それぞれ60年代、70年代、80年代のロック・アルバム・ベスト100という特集が組まれていました。単にアルバムを100枚選ぶのではなく、大胆にも1位から100位まで順位…

問題な日本語

「問題な日本語―どこがおかしい?何がおかしい?」(北原保雄編)。勉強になりますね〜。日本語は難しい。外国人に日本語を教えるのはもっと難しいなとこの本を読んで改めて思った。 「気になる表現」や「問題のある表現」などを取り上げて解説しているのだが、…

グッドラック

「Good Luck」(Alex Rovira, Fernando Trias de Bes著、田内志文訳)。老若男女すべての世代が読んでいるベストセラー。約100ページ程なのであっという間に読み終わります。 運と幸運は何が違うのか、幸運が訪れないのにはそれなりの理由がある、幸運を作るに…

Web 2.0 でビジネスが変わる

「Web 2.0 でビジネスが変わる」(神田敏晶著)。一匹狼的な感じのするジャーナリストの著者の体験に基づいて、Web 2.0, CGM が語られています。思いのほか TV や広告のあり方、podcast にページを割かれていたけど、いわゆる Web 2.0 的なサービスの話の部分…

ヒューマン2.0

入院 35 日目。 「ヒューマン2.0 – web 新時代の働き方(かもしれない)」(渡辺千賀著)。ヒューマン2.0という言葉そのものは、xx 2.0 というブームに乗っかった感じで好きではないが、要はこの本は、シリコンバレーでコンサルタントとして働く著者が、シリコン…

ミクシィ[mixi]で何ができるのか?

「ミクシィ[mixi]で何ができるのか?」(山崎秀夫著)。SNSの専門家である著者が心理学などの面から mixi などの SNS を分析した本。 SNS における男女の違い、自己開示欲を促す mixi によって精神的健康になれることや、メンターとしての SNS 等、今まで知らな…

アマゾンの秘密

「アマゾンの秘密 - 世界最大のネット書店はいかに日本で成功したか」(松本晃一著)。Amazon が日本進出する直前にプロジェクトに参画した著者の視点から、極秘で進められていたアマゾンジャパン立ち上げの様子、オープンしてからの様子などがそれなりに詳し…

頭がいい人、悪い人の話し方

「頭がいい人、悪い人の話し方」(樋口裕一著)。「ついに100万部突破!!」という帯につられてこちらも古本屋にて購入。 要は話し方ひとつで評価されてしまう、バカな話し方がわかれば、知的な話し方は身につくという内容で、40のバカな話し方を例にあげて、解…

外国人との仕事に悩んだ時に読む本

「外国人との仕事に悩んだ時に読む本」(賀川洋著)。初版が1999年末と少し古い本だが内容は今でも十分に通じるものです(amazon では入手困難になっているみたい)。外資系の会社で働く人や外国の会社と仕事をする、つまり外国人(特にアメリカ人)とビジネス上円…

ビル・ゲイツの面接試験

「ビル・ゲイツの面接試験 - 富士山をどう動かしますか?」(William Poundstore 著)、原題 “How Would You Move Mount Fuji? Microsoft’s Cult of the Puzzle. How the world’s smartest companies select the most creative thinkers.” 長い! 知能検査の歴…

「へんな会社」のつくり方

「へんな会社」のつくり方 (近藤淳也著)。立ったままの会議、フリーアドレス、合宿で開発、公開ミーティング、自転車など非常にユニークな施策は、既に有名な話だったのでこの本を改めて読むのにちょっと躊躇していた。けど、入院のお供に購入して読みました…

グーグル Google 既存のビジネスを破壊する

今日は体調が良いので読書ネタを。「グーグル Google 既存のビジネスを破壊する」(佐々木俊尚著)を古本屋で350円にて購入。1年程前に初版が出た本だがまだまだ人気があるようである。「ウェブ進化論」のヒットにあやかったものかなと勝手な先入観を抱いてい…

アート・オブ・プロジェクトマネジメント

「アート・オブ・プロジェクトマネジメント」(原題: The Art of Project Management, Scott Berkun著)。副題が "マイクロソフトで培われた実践手法" であり、オライリーから出ているというのがきっかけで読みました。プロジェクトマネジメントをいちから学…

Beat Sound No.8

年2回の楽しみでもある Beat Sound というムック本の No.8 が発売されていたのですぐに購入。 前回の1966〜1975年に続いて今回は1976〜1985年のの10年間にフォーカスして、ロック名盤100選を選出しています。選出されたアルバムはもちろん素晴らしいものばか…

だから、部下がついてこない!

ちょっと前に呼んだ嶋津良智著「だから、部下がついてこない!」という "できるリーダー" になるための気づきを与えてくれる本について。恥ずかしながら著者のこともこの本を読むまではまったく知りませんでした。読む気になったきっかけも単に Amazon でベ…

ソフトウェア企業の競争戦略

会社の人に、Michael A. Cusumano 著の「ソフトウェア企業の競争戦略」(原題: The Business of Software) を読みました。結構小さめの字でそこそこ分厚い本だったけど、これ面白いです。ソフトウェア企業で働いている人、そういう会社で起業を考えている人に…

Beat Sound No.7

半年程前にもこのブログで書いた Beat Sound というムック本の No.7 が半年振りに発売されました。今回の特集は1966〜1975年の10年間にフォーカスして、ロック名盤100選を選出、更に詳細な曲解説もあり普通の音楽誌とはひと味違う視点で解説されています。相…

異文化の波 (2)

異文化の波―グローバル社会:多様性の理解」(Fons Trompenaars, Charles Hampden‐Turner著 須貝栄訳)このブログで (2) があるかも知れないと書きましたが約1ヶ月ぶりに続きを書きます。 遅刻は、「時は金なり」という世界においては、待たせている相手から貴…

ゲイツの穴 ライナスの穴

「ゲイツの穴ライナスの穴―あなたはどちらの穴を覗きますか?」鈴木芳樹著 先日図書館でろくに中身も見ずに堅苦しくなさそうだという理由だけで借りた本である。結論を先に言いますと、(少なくとも私にとっては)近年まれにみるつまらない本でした。(著者の方…

異文化の波 (1)

以前インターカルチャーのトレーニングを受けた時にもらった単行本「異文化の波―グローバル社会:多様性の理解」(Fons Trompenaars, Charles Hampden‐Turner著 須貝栄訳)を読みました。全体としては興味深い内容で、異文化の理解が深まることにより見えないも…

東京タワー

4月28日に本屋大賞について触れ、今年の受賞作はリリー・フランキー(著)「東京タワー ~オカンとボクと、時々、オトン~」という作品。嫁はんが既に読んだこの本が「泣けるでぇ」というので読んでみました。ここの所、ビジネス関連の本が多かったのでこういっ…

韓国語

先日会社の韓国オフィスの人が日本に出張に来ていました。その際に簡単な韓国語を習ったのですが、結構難しい。月末に(仕事ではなく休暇で)韓国旅行に行こうというのに現時点簡単なあいさつすら出来ないので、それはよろしくないだろうと思い、旅行者用の韓…

あらしのよるに

気がつけばいつの間にやら「あらしのよるに」のDVDが発売されいたので早速今日amazonで注文しました。家族の中では私以外の皆が映画館で観ています。娘と私は図書館でベストセラーとなった絵本をほぼ全巻借りて読みました。嫁はんは文庫本になったのを買って…

駆け出しマネージャ アレックス モチベーションに挑む

「駆け出しマネージャ アレックス モチベーションに挑む」読みました。これは、駆け出しマネージャ アレックス コーチングに燃える、駆け出しマネージャ アレックス リーダーシップを学ぶと同じシリーズで3部完結の最後の本。これも他の2冊同様に上司の薦め…