ミクシィ[mixi]で何ができるのか?
「ミクシィ[mixi]で何ができるのか?」(山崎秀夫著)。SNSの専門家である著者が心理学などの面から mixi などの SNS を分析した本。
SNS における男女の違い、自己開示欲を促す mixi によって精神的健康になれることや、メンターとしての SNS 等、今まで知らなかったような情報が、よくある心理学の本のように難しい語り口ではなく、とても平易な言葉で解説されている。タイトルに mixi とあるが、mixi 以外のことも沢山触れられており、特に企業における SNS (職縁型 SNS) の活用に関してはかなりのページが割かれている。
ここに書かれていることがすべての mixi ユーザーを表している訳ではないが非常に的を射ている部分があり、SNS に興味があった私にとっては勉強になりました。後付けの部分もあるだろうけど、こうやって分析されると SNS (日本では特に mixi) は、すごくよく練られていることに感心した。今のところ、私はまだそれ程 mixi 中毒にはかかっていないようです。以下気になったキーワードを羅列します。これを眺めていると mixi が見えてくる(?)かも…
六次の隔たり 単純接触の原理 承認欲求 親和欲求 互恵的利他主義(進化心理学) 肯定文化 女性ターゲットのデザイン リビドー(フロイト) セルフヘルプ・グループ 同調 共鳴 アクティブ・リスニング 自己開示 プラスのストローク おしゃべりが上手な女性がmixiを回す アイデンティティの確立 愛着の理論 行為の返報性 日本社会の群れる文化 弱い絆の強さ mixi依存症 mixi疲れ 柔らかい人間関係の共有
- 今日の1曲: Have a Little Faith in Me / John Hiatt
(1987)