駆け出しマネージャ アレックス モチベーションに挑む

Blackcomb2006-06-18

駆け出しマネージャ アレックス モチベーションに挑む」読みました。これは、駆け出しマネージャ アレックス コーチングに燃える駆け出しマネージャ アレックス リーダーシップを学ぶと同じシリーズで3部完結の最後の本。これも他の2冊同様に上司の薦めで読みました。
冒頭でAlexが取締役になり損ねたところからストーリーが始まります。その理由がコーチとしては優れているがモチベーターとしては未だ十分ではないといった内容である。それなりにわかったつもりになるが、正直に言うとこの辺りはオーバーラップしている部分も少なくないと思うので単純に整理するのはなかなか難しい。この本も他の2冊同様、読み物としてだけではなくツールとして傍らに置いておきたくなる1冊である。但し、個人的には他の2冊の方が星1つ多いと感じる。モチベーションがすっかり無くなった人にやる気を起こさせるのは容易ではないだろうし、モチベーションがある人もその高さの度合いは十人十色でしょう。

どうなりたいのかを決めるのは自分しかいない。自分がどんな人間かは、自分が何を目指すか、それに対してどれほど強い意欲を持っているかによって、あらかた決まってしまうんだ。
リンカーンの言葉が頭に浮かぶ。「幸福の度合いは、自分がどれだけ幸福になりたいかで決まる。」
きっと、モチベーションも同じではないだろうか。人は、願っただけのモチベーションを手に入れる。つまり、高い目標をどうしても実現したいという気持ちが強ければ、それに見合う高い意欲を保てるのだ。

もっともである。勿論、そういった状態を持続させるには沢山のスキルやパワーが必要になる。それがなければモチベーションをキープできないのか、高いモチベーションがあればそういった力が発揮できるのかは、チキン&エッグかも知れませんね。