【自分に影響を与えた10枚 1970年代編】 Day 7: Wish You Were Here / Pink Floyd

自分に影響を与えた10枚 1970年代編
Day 7: Wish You Were Here / Pink Floyd
Released: 1975

70年代で外せないのがプログレッシブロック(通称プログレ)で、この時代には多くの素晴らしいプログレグループがいましたね。中学生の頃、一番好きだったプログレバンドは King Crimson、Yes、Pink Floyd でした。最初の2つが壮絶なテクニシャン揃いのバンドという印象でしたが、Pink Floyd は少し違いましたね。そして、最も商業的に成功したのがPink Floydでしょう。その中でも The Dark Side Of The Moon (邦題は「狂気」!) は、ロック史上もっとも売れたアルバムなのではないでしょうか。

今回私が選んだアルバムは、その大ヒットした The Dark Side Of The Moon の後というプレッシャーの中でリリースされた Wish You Were Here です。やはりこのアルバムが一番好きなんだと思います。オリジナルメンバーのシドバレットに捧げたとも言われていますが、思いは複雑です。このアルバムは何度か買い足していますが、最後に購入したのは 2011年で、リマスター版が出てすぐに買いました。2CD で 2枚目はライブや未発表バージョンが収録されているのでお勧めです。

アルバムは、たったの 5曲だけです。まぁプログレにはよくある話ですがw しかも Shin On You Crazy Diamond という Pink Floyd の中でも名曲中の名曲が最初と最後に収録されており、1曲目が Parts I-V、5曲目が Parts VI-IX です。Parts I-V が約13:30、Parts VI-IX が 12:30 もあるので、Shin On You Crazy Diamond の2曲だけで 26分もありますw そのゴージャスな2曲の間に他の3曲挟まれているという構成。どれも曲と曲が切れ目なく繋がっているので、CD で聴くと 1曲と間違えるほどトータルアルバムとしての完成度も高いです。

Welcome to the Machine の終わり方や Wish You Were Here の始まリ方なんてまるで映画を観ているようだし、他の曲もとてもすごくドラマチックで、単に弾きまくるのではなく、要所要所をドラマチックかつメロディアスに奏でる楽器や効果音の使い方が実にうまい。Wish You Were Here のギルモアのギターの美しいことと言ったらこの上ないです。このアルバムの曲は Pink Floyd のコンサートでも David Gilmour のコンサートでもよく演奏されており、何度も感動して泣きそうになりました。ライブのハイライトと言えるでしょう。私にとってもっとも生でライブを観たかったけど実現できなかったバンドが Pink Floyd です。だからという訳じゃないけど、ライブの DVD やら Blu-ray はつい買ってしまいましたね。

ちなみに原子心母をもじった原始神母という Pink Floyd の日本のカバーバンドがとても素晴らしいので Pink Floyd 好きならぜひ一度 https://youtu.be/qqBIpdtTiw8 をチェックしてみてください。