ヒューマン2.0

Blackcomb2007-06-25

入院 35 日目。
ヒューマン2.0 – web 新時代の働き方(かもしれない)」(渡辺千賀著)。ヒューマン2.0という言葉そのものは、xx 2.0 というブームに乗っかった感じで好きではないが、要はこの本は、シリコンバレーコンサルタントとして働く著者が、シリコンバレーはどんな処で、どんな人達が多くて(一言でいえばギーク。アジア系高学歴者が圧倒的に多し)、どんな働き方をし、どんな生活をしているのかという事を詳しく書いたもので、最後の方にやっとヒューマン2.0の定義が登場する。ヒューマン2.0とはシリコンバレー的な仕事や人生とでもいうものだろうか。フリーランス、チャンクワーカー、ポートフォリオワーカーなどがその典型的な例のようです。シリコンバレーで働きたいと考えている人は一読の価値あり。ちなみに私はあまりその願望はないですが...
そういったワークスタイルの芽は日本でも出つつあると思うので、近い将来こういったタイプの人達が沢山増えるのかも知れない。本書でも触れられているが、同じ仕事をずっとしてきて潰しがきかなくなった時に、レイオフされた場合は悲惨なことになりかねないので、世の変化に合わせてスキルを身に付ける努力が必要だということを再認識した。やっぱり「失業」はいやですから。
この本、ほぼ全ページにページ下注釈がついているので、上と下、縦書きと横書きを行ったり来たりしなくてはならないのが多少煩わしく感じた。但し、情報量(多くはインターネット/URL)は非常に豊富で仕事で使えそうなデータから雑学的な事柄まで、シリコンバレーに住む予定がなくても興味深いもの多し。

フリーマーケットのフリーは flea (ノミ)。Free (無料) ではありません。

そうなんだ。知らなかった… ヒューマン 2.0 とは関係ないけど。