Fi'zi:k Aliante R3 サドル K:ium レール

Aliante の新型に変えてから400km程走ったのでインプレを書いてみようと思います。
新型がが出てから気になっていたんですが、実際のところ見た目以外で何が変わったのかがよくわかりませんでした。愛車 Colnago に装着していたのはこのフレームを買ったときに奮発して買った Fi'zi:k Aliante Carbon Braided でカタログスペックでは 199g という Aliante の中では当時最軽量のものでした。新型のFizik Aliante R1 Saddle with Carbon Braided Railsは、185gというから驚きです。座面を指で押した感じだと、旧モデルに比べてパッドの量が少なくなったような印象で、ふかふかのソファーの様な快適性の旧モデルに比べると、新モデルは例えて言うなら低反発のクッションのような印象。固いサドルが苦手な私はこの辺りが実際に乗ってみるとどうなのかが気になるポイントでした。
実際に購入したのは、R1ではなくてFizik Aliante R3 Saddle with K:ium Railsの方です。カーボンレールは軽くてよいのですが、軽量化とコストを天秤にかけて金属レールにしました。それでもカタログ値で220gなので、約20gの重量増となります。乗っていて気づくレベルではない差でしょう...
購入は wiggle でしたが、CRC で同じモデルの価格を見ると驚くほど高いので*1、R3 であれば wiggle で買うのがお勧めです。マグネシウムレールのR7というモデルもあって、こちらは240gと少しだけ重量増ですが、(遠目カーボンに見えなくもない)黒いレールが締まった印象で、値段も少しお安いのでこちらも気になりますね。
ルックスはこんな感じ。白に黒帯を締めたようなデザインはまるで有段者になった気分w

モデルを示す R3 はここに描かれているので通常は見えません。レールには k:ium のワンポイントが。こういったところは Fi'zi:kのデザインチームのセンスの良さが表れていますね。座面の「黒帯」部分は質感が異なっており、少しだけざらざらした素材です。そして Aliante の特徴でもあるサイドの擦り傷防止レールはねじで固定されているので、交換可能なようです。実際 Team Edition では色違いのレールが付属していましたが、単体での別売りは見たことがありません。


レールから座面トップまでの高さが旧モデルに比べてかなり小さくなったので、シートポストを7mmほど上げました。そして肝心の乗り心地についてです。前述した通り、パッド量が減って座った印象は固く感じたのでどうかなと思いましたが、その辺りは今のところそれほど気になりませんでした。クッション性は損なわれているにも関わらず痛くなったりはしないのは、シェルの作りと金属レールに変わったことによる効果かもしれません。カーボンレールは軽くていいのですが、金属レールに比べると乗り心地も固くなるのではと思います。これはあくまで私の印象ですので、実際のところは違うかも知れません。あくまで参考まで。

結論としては、旧モデルに比べてふかふかパッドは少なくなったけれど、それでも Alianteなので他のサドルに比べるとまだふかふかです。そしてレールとシェルがうまく振動吸収を行ってくれて快適な乗り心地を提供しているのかなと思います。旧モデルを愛用されている方からの乗り換えはアリだと思います。

*1:2015/8/20現在