Zipp 303 Tubular インプレッション

今日は1時間だけ乗る時間があったので、Zipp 303 + vittoria CORSA の試走がてら近場の連光寺と尾根幹を少しだけ走ってきました。ちなみにフロントはまだ手に入れていないので、Fulcrum のアルミホイールです。
インプレッションと言っても、大した脚力もないので見えている範囲も限られますし、雑誌のライターのようなことは書けませんし、他のカーボンホイールのことも知らないので、話し半分ということで。
先ずはスペックですが、2009 モデルは 2008 モデルと比較するとリムの幅が 5mm 増えて 27.5mm、高さが 1mm 増えて 45mm になったそうです。同じ Zipp の 404 のリムが 58mm なので、高さは 13mm 低くなります。13mm 違うとぐっと大人しい印象です。エアロ効果は 404 にはかなわないけど、その分重量が重要な要素となる上りなどでは有利でしょう。
リアホイールの重量ですが、カタログスペックと実測では下記のとおりでした。

  • カタログ値: 652g
  • 実測: 633g

このカタログ値がクイックレリースを含んだものなのかは不明ですが、クイックレリースは 59g (実測) でしたので、それを足すと 633+59=692g ということになります。いずれにせよもの凄く軽量であることには変わりありません。
さて実際に走る前にバイクを持ってみると、軽さがはっきりと感じられます。走り始めるとまず感じたのは踏み出しの軽さです。その軽量さのおかげでしょうか、キレのようなものがある(ような気がする)。これはいかにも剛性が高そうなリムにも大いに関係があるのでしょう。
高速巡航できるような道はなかったのですが、今までのホイールよりも高速走行が少しだけ楽にできるかもしれないと思わせるものはありました。ホントにそうなのかはもう少し走ってみないとまだわかりませんけどね。
表面のゴルフボールのようなディンプル加工は、小さな空気の渦を多く作り出すことによって空気抵抗を軽減する働きがあるそうですが、今日走っただけだと正直よくわかりませんでした。でも空気の渦よりも、思い込みによるケイデンス当社比 10% up の方が効果があったりして。(^^;
404 程ではないけど、ギヤをチェンジしたときの響きがカーボンリム特有の音で、聴覚をも心地よく刺激してくれます。
チューブラータイヤの vittoria CORSA EVO CX-II は定番中の定番だけあって、やっぱりいいタイヤですね。21c を 150psi で乗りましたが、とてもグリップ感があるように感じました。もう少し安ければ言うことないんですが... 空気圧については、色々と試してベストと感じられるものを見つけていこうと思います。
ブレーキシューの swissstop Flash は、最初効き具合が悪く感じて不安になったのですが、しばらく乗っているとそれは解消されました。今までシマノのブレーキシューではそういう経験をしたことはないですが、swissstop (もしくはカーボン用)の新品のときはそういうことがあるのでしょうか? 効き具合はよくなってきたのでいいのですが、黄色いゴムが削れて黒いリムが黄色くなるのはあまり好ましくないです。すぐ気にならなくはなると思いますけど、もし swissstop で黒があればそちらを買うでしょうね。
今日のファーストインプレッションはこんなところですが、カーボンリムのホイールは確かに効果があると思います。でもこれに交換したからといって羽が生えたように速く走れるようになるかというと、そんなことはないです。少なくとも私は。でも何 % かはパフォーマンスが向上することは間違いないでしょう。
そして忘れてはならない大切なことは、見た目です。やっぱりカッコいい。これにつきます。
カッコいい -> 乗りたくなる -> 脳が刺激される -> 頑張る -> 強くなる (^^)