ニューバイク Canyon Endurace CF SLX Disc 9.0 SL (開封編)

愛車 Colnago C59 そのものに決定的な不満があったかというと決してそんなことはありません。でもいくつかの理由で新しいバイクの購入を検討していました。

  • ネオンカラーの塗装が色あせてきた。ペイントし直すことを検討したが、金属と違って剥離剤が使えないので、とても時間とコストがかかる。ショップに相談したところ3か月ほどかかると言われた。3か月ロードバイクがないのはさすがに辛い...
  • 最近のホイールのワイドリム化とタイヤのワイド化に伴い、このフレームだと特にフロントのクリアランスが足りなく、将来ホイールを新調するのが難しくなってきた
  • 世の中11速全盛時代で*1、10sコンポのパーツの購入が以前より困難になってきた。ワイヤレスのSRAM eTapはリリース前から興味があった
  • そして、バイクそのものの話ではないが、鎖骨骨折の損害賠償金が入金されたので資金が増えたw

ざっとこんな理由から、新しいバイクの購入を検討し始めました。候補としては、カーボンならColnagoかCanyonのどちらか。スチールなら Independent Fabrication, Breadwinner, Speedvagen など魅力的なメーカーが揃っている。コンポーネントは、SRAM RED eTapが最有力。リムブレーキにするかディスクブレーキにするかは最後まで悩みました。このああでもないこうでもないと悩んでいる時間は時の流れを忘れ夜遅くまで調べたりします。これが楽しい時間であったりもする。
スチールへの興味は持ち続けてはいますが、最終的には Canyon の Endurace CF SLX というモデルの完成車に決定しました。

サイズはざっくりとLサイズ。カラーはステルスブラック。Canyon は直販オンリーなのである程度自分でメンテナンスすることは覚悟しています。背中を押した理由のひとつは、ツールドフランス期間中にCanyonがかなりディスカウントをしたセールをしていたので、コスト的にも少しお得に購入できました。7月末のことです。在庫もあったので、オーダーしてから届くまでは割と早くて2週間程度だったと記憶しています。
知り合いも何人かCanyonを購入した人がいるので、デカい箱が届くとは聞いていましたが、確かにデカかったw 3辺で250cmはあると思われます。一応宅急便で送れるサイズです。

箱を開けるとふたの裏には "WELCOME TO A COMMUNITY OF PASSIONATE CYCLISTS" というメッセージが。ワクワク感を創出してくれる演出ですね。

バイクはフロントホイールとハンドル、シートポストが外された状態で箱に入っていました。内箱には、マニュアル類や反射板、ベル、トルクレンチ、サコッシュなどが整然と収納されています。私はトルクレンチを持っているので困らないのですが、そうでない場合は、このトルクレンチが同梱されているというのはカーボンパーツを安全に組付けられるのでとても良いアイデアだと思います。

フレームは今までのColnago C59に比べると若干サイズが小さめ。CanyonはColnagoなどと異なり1cm刻みのサイズがなく、ざっくりとS/M/LといったようなTシャツサイズの種類になるので細かなサイズ調整は難しいです*2。この辺は他メーカーやスチールのオーダーバイクにはかなわないところですね。上位モデルだけでももう少し細かいサイズ分けがあってもよいかなと感じます。C59の水平換算トップチューブ長が590mmだったのに対して、今回のCanyonは568mmと22mmも短くなりました。しかも今までは120mmステムだったのに対して今回のステム一体型ハンドルのステム長は110mm。ざっくりとですが、3cmもハンドルまでの距離が縮まったことになります。よりコンフォートなポジションになるわけですが、もうレースも大して出ないので疲れないポジションも悪くないかもと思っています。そして、車載時やSciconのバッグに入れるときはもしかすると少し楽になるかもしれません。ただ、もう1cmくらいは遠くしたいところ。この辺りは今乗りながら少しずつアジャストしているところですので、しっくりとくるポジションになるにはもう少し時間が必要かもしれません。
では、肝心のバイクはというと、見た目に惚れて買っただけあってとにかく作りが美しいです!フレームはもちろんですが、独自のハンドル周りが特に美しい。続きはまた次回書きます。

*1:カンパにいたっては12速が出ました

*2:実際は2XS/XS/S/M/L/XL/2XLと広範囲をカバーしています