チューブラータイヤ装着

まだリアホイールしか届いていませんが、リアだけでも乗って満喫したいと思うのが、正しい自転車乗りの姿でしょう。そこで、昨日の夜にようやく初めてのチューブラータイヤ装着に取り掛かりました。まったく初めてなので説明書とにらめっこしながらの作業でした。
タイヤは vittoria の CORSA EVO CX-II 21-28" です。無難に定番中の定番を選択しました。クリンチャーでも 23c しか履いたことがないので、チューブラーも初めてなら 21c も初めてです。

リムが新しい場合は、アルコールやアセトンなどの溶剤で全体を拭く必要があるようなので、リムセメントクリーナーをさっと塗りました。今回使用したのは viva リムセメントクリーナーという商品です。
先ずは、リムのタイヤ接地面にセメントを薄く均一に塗布します。使用したのは Panaracer のリムセメントです。

これはキャップ裏に刷毛が付いているので便利です。でもセメントはベトベトしているので、薄くすーっと塗るのが難しいです。Zipp のホイールはスポークホールがあるので、それを避けつつ塗るのも結構面倒です。確か Mavic とかはこのスポークホールがなかったような気がします。

次にタイヤに空気を入れて、タイヤが裏返しになったら、ベーステープ全体に均一にセメント*1を塗布していきます。
リムとタイヤを2時間程乾かすとありますが、夜遅い時間にやっていたので、1時間ちょっとでよしとしました。その後再びリムとタイヤに同じように2層目ができるようにセメントを塗布。数時間乾かすとあるが、1時間しか待てませんでした...
そして乾いたら、リムだけにもう一度薄くセメントを塗り15分ほど乾かします。
これでタイヤ装着の準備が整いました。装着自体は、ベトベトのセメントにさえ気をつければ最後もすんなりはまります。タイヤが装着されたので、50 psi になるように空気を入れて、センター出しをします。少しだけ調整して、120 psi になるように空気を入れて、一晩乾かしました。
カーボンリム用のブレーキシューは swissstop Flash という黄色いやつにしました。他にも選択肢はあったけど、これにした理由は単に一番安かったからです。

カセットは、CS-6700 12-23T。私にとっては初めての new ULTEGRA パーツです。少しだけですが軽量化されたのは凄いですね。
ここまで準備がおわったのが午前2時。朝練の時間にちゃんと起きれるかどうかという不安を持ちつつ就寝。
朝、さっそくホイールを自転車に装着してみました。リムが太すぎるため、ブレーキシューにあたってしまっています。調整ボルトで広げればいいだろうと思いきや、目いっぱい回してもまだわずかに触れています。303 cross section の図を見てもわかるとおり、2008モデルと比べると 2009 モデルは 5mm 以上も太くなっています。仕方がないのでワイヤーを固定していたネジを緩めて張りを調整し直して何とか当たらないようになりました。*2
気を取り直して、CORSA に空気を入れます。このタイヤは表記によると 8-14 BAR とかなり高圧までいけるようです。14 BAR なんて私の空気入れじゃ入りませんけどね。10 BAR 位入れて口金を抜こうと思ったら、ゲージがすごーくゆっくりですが下がっているではありませんか。そのままじっと見ていると、ゆっくりとでも確実にじわーっと空気が抜けています。
この時点で今日の朝練には絶対間に合わないことが判明しました。せっかく早起きしたのに...
バルブエクステンションの結合部分辺りからエア漏れしていました。写真の黒いものが 303 に付属しているバルブエクステンションです。バルブへのアクセスを考えると vittoria のバルブエクステンションの方が便利そうです。

仕方がないので、タイヤをべりべりとはがしてバルブをチェックしてから、再度セメント塗りからやり直しです。なんとか作業は終わったのですが、まだ少し不安です。
明日こそは 303 Tubular 乗りたい...

*1:Zipp の説明書には 「TUFO テープの使用に関しては、良いとも悪いとも言えません。リスク覚悟で、御自分の判断で行ってください。と書かれておりました。

*2:実は、あーだーこーだやっているときにブレーキシューを船に固定するネジの山をなめてしまいました...