【自分に影響を与えた10枚 1970年代編】 Day 2: Blue / Joni Mitchell

自分に影響を与えた10枚 1970年代編
Day 2: Blue / Joni Mitchell
Released: 1971

1曲目の All I Want はアコースティックギターで、2曲目の My Old Man がピアノ。この始まり方って、1枚目に選んだ Neil YoungAfter The Gold Rush とまったく同じなんですよね。そして高くて美しく済んだ歌声も共通しているな。美しく澄んだというところは Joni Mitchell の方が似合った表現ですね。ダルシマーという楽器の響きもこのアルバムに輝きを与えている。Joni Mitchell とこのアルバムは数々の賞を取っており、例えば 100 Greatest Albums of All Time で 14位にランクインしており、女性としては最高位らしいです。でもそんなことは、どうでもいいくらい一度聴いたら忘れられないし、何度聴いても飽きない。

Little Green や Blue はしっとりとした感じが素晴らしく、California の字余りの感じもたまらない。ジングルベルの曲がイントロに使われている River、定位のいいスピーカーで鳴らしたときの A Case of You のボーカルの生々しさはぞくっと来る。

ちなみにこの名曲 A Case of You は沢山のアーティストからもカバーされており、その中でも個人的に好きなものをピックアップすると、Prince によるものは A Tribute To Joni Mitchell というアルバム、Diana Krall によるものは Live in ParisHerbie Hancock によるものは River: the Joni Letters というアルバムでそれぞれ聴くことができます。

その後 Jazz系のミュージシャンをゲストとして迎えたアルバムも捨てがたいし、Joni Mitchell は70年代に名盤を沢山だしているのでどれが1番かなんて選べないですね。今回は迷った挙句 Blue にしました。Neil YoungJoni Mitchell と続くと、私はフォークロックの大ファンなのかと思われるかもしれませんが、決してそうではないんです。でも Blue はとても美しいので今でもずっと好きです。