【自分に影響を与えた10枚 1970年代編】 Day 3: Live In Japan / Deep Purple

自分に影響を与えた10枚 1970年代編
Day 3: Live In Japan / Deep Purple
Released: 1972

フォークロックが2枚続いた後の Day 3 は、ハードロックの様式を作ったといってもいい大御所 Deep Purple です。Deep Purple といえばやはり70年代前半の第2期黄金期。どのアルバムも捨てがたいがここはやはり Live In Japan を推しておきます (日本以外では Made In Japan というタイトルでジャケットも違うものが使わ(れていました)。このライブアルバムは、数あるロックライブアルバムの中でもトップクラスの演奏で、今聴いても驚くほど音質が良いです。観客の手拍子も綺麗に録音されています。日本製のレコーディング機材が使用されたそうです。選曲は In RockMachine Head からの代表曲が演奏されており、当初は 1972年8月15日、16日の大阪公演、17日の日本武道館公演の中からベストテイクが選ばれましたが、20年後の 1993年に完全版としてそれぞれの日を1枚ずつのCDに収めた 3枚組CD がリリースされました。勿論すぐに買って、違うバージョンの Live In Japan を聴いて感動したことを覚えています。あ、ここのギターソロが違う!って感じです。:-) そうなんです、日本入りした翌日から3日間連続でコンサートをするだけでも凄いのに、毎日演奏が少しずつ違うんです。当時のバンドはインプロビゼーションがライブの醍醐味でそこでバンドの実力が測られたりしましたね。

以下のリンクはその完全版のもの。輸入盤ですが、ジャケットにカタカナで「ディープパープル」と書かれています。
イントロの Highway Star が流れてくると少年時代に聴きまくっていた頃を思い出します。リッチーブラックモアは、ちゃんと最初からギターを弾いていますw 気難し屋なのか、その後は曲が始まってもステージに現れないという暴挙もやっていました。
この Live In Japan の頃のリッチーブラックモアのギターはマーシャルの骨太な真空管ディストーションサウンドで好きでしたね。第3期以降、レインボーになってからも悪くはないんですが音がヘビメタっぽいので、この時代の音の方が個人的には好きです。ハードなプレイとクラシカルな旋律が魅力的なジョンロード、コージーパウエルなんかよりはるかに少ないドラムセットなのにそれをまったく感じさせないキレのあるイアンペイスのドラム、この時代はレンジも広くて歌のうまいイアンギラン。
完全版がリリースされてわかったのは、多少のミスはあるものの一発取りの大アドリブ合戦でこの演奏クオリティはやっぱり凄い。ボーカルとギターのかけ合いの部分なんて最高ですね。

これだけの名盤ともなると非常に沢山のバリエーションがリリースされています。ここですべてを紹介するのは難しいですが、高音質の部類に入るものをいくつかピックアップしてみました。中には今では入手困難なものだとかプレミア価格のものなもありますね...


Deep PurpleLed Zeppelin とよく比較されるが、後のハードロックの形を作ったバンドであることは間違いないでしょう。生で観たかった。