ディズニー そうじの神様が教えてくれたこと

ディズニー そうじの神様が教えてくれ

ディズニー そうじの神様が教えてくれたこと」鎌田 洋 (著)。
これも去年家にあったのでなんとなく読んでみた本。私は別にディズニーの信者でもなんでもないのであまり期待せずに読んでみたら、これが意外に面白かった。これってディズニーランドのお話ではあるんですが、4つの短編を通じての自己啓発の本というべき内容ですね。例えば、部下や上司、同僚などはもちろん、家族と接するときに役立つことが書かれているというわけです。
1つ目の「夢の国の落とし物」というお話で父が娘に嘘をついた理由のくだりで思わず目頭が熱くなり、その後の展開で号泣 (笑) 30ページほどしか読んでいない状況でこれだけ泣かせられたらこの先どうなるんだろうという期待と不安で一気に読了しましたw
夢を叶えるにはどうすればいいかということについての会話があるのですが、これという方法はなく、1つだけ言えることは「限界を決めない」ということと語っています。これは壮大な夢に限った話ではなく、日常のちょっとしたことにでも言えるのではないだろうか。仕事でもスポーツでも、限界というか諦めるポイントを設定してしまうと、それ以上のことを達成するのは難しくなると読み替えてもいいかもしれない。チャック・ボヤージンというそうじの神様がトイレを掃除する姿を見て著者も、与えられた仕事に限界などないのかもしれない、ここまでやればいいだろう、と決めてしまった時点で「完璧」は成立しないのだ、と書いています。

仕事とは、楽をする方が得とか、担当以外のことをしたら損とか、自分の都合のためにやるものではないということを、つくづく教えられた。
「いかに楽をするか」ではなく、「いかにベストな環境を作るか」ということを各々が目標にすることで、お互いを支え合い、チームの結束力も湧いた。

一緒に仕事をする人達全員がこの考えを持ったら、もう何も怖いものはなく、完璧な毎日を目指せるだろうと思いました。さて、明日からまたお仕事がんばろっ!