SRAMのチェーンはパワーロックと呼ばれる特殊なリンクプレートとリンクピンで、同じリンクを何度も着脱できる仕組みを採用している。要するにミッシングリンクと同じようなものです。但し、ミッシングリンクとの大きな違いは着脱が大変だということ。今回初めてパワーロックを装着したのだが、かなり苦労しました。
今回選んだチェーンは、SRAM PC1091R という10速用のチェーン。前述のパワーロックはチェーンに付属しているので、取りあえずは別途購入しなくても問題なしです。
まずはチェーンを切るのですが、この作業を格段に楽にしてくれるチェーンフック という単純構造のツールを使いました。使用方法はいたってシンプル。針金状のフックをチェーンの両端に近い場所に引っ掛けるだけです。これは新しくチェーンを切ったりつないだりする場合に両手が空くので、大変便利です。自作しようかとも思いましたが、安いから購入してみました。
チェーンを適切な長さにカットしてから、今度はパワーロックを取り付けます。一応つながるところまでは問題ないのですが、いくら引っ張ってもうんともすんとも言わず、リンクピンが奥へ収まりません。ミッシングリンクの感覚で簡単に考えすぎていました。ブレーキをかけてペダルを踏んで駆動方向に思いっきり力を加えてもダメです。
後で気づいたのですが、ペダルを踏んで力を加えていたときはパワーリンクの場所がまずくてチェーンステーの下側になっていました。これではいくら力をかけても無理かも... (汗)
そこで、パワーリンクをチェーンステーの上側に位置するように持って行き、手でクランクを駆動方向にコンコンと力を加えます。そうするとパチンという音とともにパワーロックの穴にリンクピンが奥まで入っていきました。またもや、力じゃなくてコツでした。(^^;;