Colnago C59 ファーストインプレ

納車されてから1週間経ったので、ファーストインプレでも書いてみようと思います。
ファーストインプレと言っても私は評論家でのなければ違いの分かるレーサーでもないので、何ら説得力のあることが書けるわけでもないし、とんちんかんなことを書くかも知れませんが、そこはさらっと読み流していただければ有難いです。あくまで個人の感想ですので。
特徴的にはラグドカーボン、ジルコ加工のダウンチューブです。

以前 EPS や CX1 を試乗したときは後ろから押されるような心地良さを感じたのですが、この C59 はそれとはまた少し違う印象でした。
踏み出しは十分に軽いのです。他社のフラッグシップモデルの超軽量バイクに比べると重量的には勝っているとは言えないかもしれないけど、まったく不満のないレベルだと思います。途中からの加速は私がアタックと呼ばれるものを出来る脚を持ち合わせていないので、コメントしづらいけど、これも恐らく高いレベルにあると思います。
最も印象的なのが、乗り心地の良さ。ほんの少しガタガタした路面などが顕著で、バイクが暴れるようなことはなくきっちりと路面をトレースしてくれます。路面からの突き上げは勿論感じ取れますが、乗り心地が悪くなることはないですね。恐らく、ストレートフォークと Q2-STAY が振動吸収(減衰?)してくれているからなのでしょう。これは下りコーナーを含むコーナリングの際も綺麗に路面をトレースしてくれる気がします。このフォークで練習すれば下手なコーナリングが上達するんじゃないかと期待しちゃいます。(^^) そんなには甘くないか... でもこのフォークとチェーンステーだけ売ってたら欲しくなるかも。
Pinarello FP5 は今でも好きだけど、ヘッド周りが気に入らない点です。その部分は、当たり前ですが、とても頑強な作りになっているように感じます。ここが安定していないとやっぱり色々とよろしくないですから。
バイクが暴れないということで言うと、ダンシングのときもそれを感じます。ダンシングも下手だけど、その下手さを補ってくれるかも思わせるほどいい感じです。
平地でも上りでもパワーロスが少ないのでしょうね。きっとそれが暴れないと感じさせてくれるのかも知れません。パワーロスが少ないということは、フレームは固いということなのでしょうが、固いけど乗り心地は決して悪くありません。悪くないどころかむしろラグジュアリーな乗り心地を持ったバリバリのレーシングバイク、それが C59 Italia なのかも知れません。