【自分に影響を与えた10枚 1970年代編】 Day 6: House of the Holy / Led Zeppelin

自分に影響を与えた10枚 1970年代編
Day 6: House of the Holy / Led Zeppelin
Released: 1973

やはり影響を受けたかどうかという点で大御所 Led Zeppelin を選ばない訳にはいかない。
Zeppelin のアルバムは、I, II, III, IV とめっちゃシンプルなタイトルが続いたので次は V と思いきや House of the Holy (邦題は「聖なる館」!)というタイトルでした。中学生の頃は、I, II, IV, Presence あたりのアルバムが好きだったんですが、少し大人になってからはこの House of the Holy が一番好きになりましたね。何故だろうなんて考えたことがなかったけど、改めて考えてみると、自分の好きな音楽の種類が広がったことと、このアルバムの音楽性の広さが大きく関連していそうです。

1曲目の The Song Remains The Same は Zeppelin の曲の中でも個人的には 5本指に入るくらい好きな曲。このイントロはとにかくカッコよくて何度聞いても必ず元気が出る。どこかに出発するときにこれを聴くとテンション上がります!
そしてアコースティックギターから始まりメロトンが使われている壮大な The Rain Song, Jimmy Pageらしさが出ているトラディショナルな感じとハードロックが共存した Over The Hills And Far Away, Zeppelin がファンクを演奏するとこうなるんだという The Crunge、これまた5本指に入るくらい大好きなレゲエ調の D’yer Mak’er。この曲のボンゾのパワフルなドラムは最高にかっこいい。ジョン・ポール・ジョーンズのキーボードとピアノ、ジミー・ペイジのジャージーなギターがフィーチャーされた神秘的な No Quarter、そしてアルバムの最後はロバート・プラントが "Ohhhh, so gooood!" と締めくくるまさに So good な感じの The Ocean で幕を閉じる。

通して聴くと改めてこのアルバムに収録されている曲の音楽性の広さがしみじみとわかります。これこそが、Led Zeppelin というバンドが単なるハードロックバンドではなく、歴史に残る偉大なロックバンドとなった所以なんでしょうね。理屈抜きにカッコいいです!