スイス旅行その2 (サンモリッツ〜アンデルマット〜サースフェー〜ツェルマット)

3日目 サンモリッツ〜アンデルマット〜サースフェー〜ツェルマット

朝はとても良い天気でサンモリッツ湖のリフレクションもとても綺麗でした。

今日は列車の中でも目玉とも言える氷河特急に乗ります。サンモリッツ10:02発、アンデルマット14:50着で所要時間4時間48分。約180kmで高低差は約1450m程だと思います。列車の中はこんな感じでお見合い席で間に食事をするためのテーブルがあります。

車両は大型のパノラマ窓になっているので美しい景色も存分に楽しめます。この窓は開かないのですが、自由席の車両の窓は上半分ほど下げることができたので、ここで何枚か写真を撮りました。写真左側が有名なランドバッサー橋です。かなり長い時間乗っていたのですが、牧歌的な山々、人里離れた谷間、険しい岸壁、スイスのグランドキャニオンと言われる深いライン峡谷などを通過するので到着してしまえばあっという間でしたね。景色を見るのに忙しくて寝る暇もありませんw

昼食は、前菜、メイン、デザートを順番に出来立てが座席まで運ばれてくる本格的なもの。飛行機のエコノミー機内食とはかなり違いますねw
アンデルマットからはバスに乗り換えます。アンデルマット〜サースフェーは115km。途中ツール・ド・スイスにも登場するフルカ峠を通ります。個人的にはこれは感動ポイント。美しい九十九折の峠道をハイテンポで上っているローディーが結構いましたね〜。みんな速そうに見えるし、実際速いと思う。 :-D
サースフェーという街に到着して街中を散策。ここは車の乗り入れ禁止の町で*1、冬はスキー、夏は登山客で賑わうこじんまりとしたかわいらしい街でした。ワールドカップ日本代表が合宿地として利用したこともあるそうです。

サースフェー〜テーシュは40km、テーシュで電車に乗って(約12分)ツェルマットに行きます。いよいよツェルマットです!ホテルに着いたのは20時過ぎだったでしょうか。部屋は最上階で通称ハイジ部屋と呼ばれる天井が斜めの部屋でした。屋根裏部屋っぽくて個人的には嫌いじゃないです。(^^) また、部屋の窓からマッターホルンが見えたので一気にテンションが上がりました!

*1:電気自動車のみ許可されている

スイス旅行その1 (ミュンヘン〜バートラガーツ〜ディアボレッツア〜サンモリッツ)

永年勤続休暇と夏季休暇を使ってかねてから一度訪れてみたいと思っていたスイスに7月31日から8日間の旅行に行ってきました。今回はベルニナ線や氷河特急などの列車やバスでアルプスの名峰をめぐる旅です。

1日目 ミュンヘン〜バートラガーツ

わたし自身初めてのヨーロッパ旅行なのでスイスフランもユーロ紙幣も初めて持ちました。1日目は羽田からルフトハンザ航空でミュンヘンに向かいます。ミュンヘンの空港からはすぐにバスでスイスに向かったのでどこにも寄っていません。バスに乗ること約4時間、284km移動してバートラガーツという小さな街に到着。バートラガーツはアルプスの少女ハイジの舞台になった街マイエンフェルトの隣り街ですね。
ホテルの部屋に着いた時点で既に23時ごろだったのでその日は寝るだけでした。でもほぼ1時間おきに目が覚めてほとんど寝れず… 時差ボケかワクワクし過ぎて寝れなかったのかは不明w

2日目 バートラガーツ〜ディアボレッツア〜サンモリッツ

ホテルの朝食は今回泊まったどこのホテルも基本的にはビュッフェ形式でしたが、私の大好きなミューズリーが必ずあって、ソーセージやハム、そしてもちろんチーズも充実していたのでどこもおいしかったです。
2日目の最初の目的地はディアボレッツア。バートラガーツからバスで120km、約2時間20分の移動です。
ディアヴォレッツァの麓からはロープウェイに10分程乗ってディアボレッツア展望台(2984m)に行きます。
展望台からはピッツ・パリュー(3900m)、ヴェラヴィスタ(3922m)、ピッツ・ベルニナ(4099m)などの雄大な山々と広大な氷河が迫力満点です。

展望台のレストラン Berggashthaus Diavolezza で昼食を取ります。このレストランもそうでしたが、他のレストランのウエイターの方は片言の日本語を話す人が割といましたね。一番多かった日本語は日本語は「あちち、あちち」(笑)
今回は行きませんでしたがこの約3000mの地点にジャグジーもあるそうです。
昼食後は、ロープウェイで麓に降り、ディアボレッツア駅からベルニナ線に乗車します。列車の旅は今回の旅行の醍醐味の1つでもありますね。私は鉄ちゃんではないけど列車はどれも楽しかったなぁ。13:24発で目的地のサンモリッツ駅は14:11着です。

サンモリッツは過去に2度冬季オリンピックが開催されたらしく、アルプスの南側に位置する高地リゾートです。こぢんまりした街ですが、高級リゾートらしく確かに駅から10分ほどのドルフ地区には高級ブランドのお店も沢山ありました。しかも建物がどれも美しい。

スイスではKioskみたいなものはあるけどコンビニは見かけませんでした。スーパー co-op はちらほら見かけました。どうやらスイスにあるスーパーは2種類あるらしくそのうちのひとつが co-op のようです。ちゃっかりお洒落なco-op のエコバッグ買いました。(^^)
サンモリッツ湖(1768m)がとてもきれいで、この日はたまたまスイスの建国記念日だったのでお祭りが行われており、21時頃からは打ち上げ花火も上がりました。これは部屋から見えたのでラッキーでしたね。ただ、この花火はだらだらと長く、結局0時過ぎまで続いていたのでなかなか寝付けませんでしたが… そして連日寝不足が続きます。(^^;;

今年の Mt.富士ヒルクライムは...

2週間前になりますが、今年もMt.富士ヒルクライムに出場してきました。
初めて出場したのが2008年で、そのときは1時間22分台でした。私の記憶が正しければその後やむなく参加を断念した時を除けば毎年出場したと思うので、今回で8回目の出場となります。今年の結果を先に書いてしまうと、初めて出場した時のタイムより遅く、自己ベストには遥かに及ばない残念な結果に終わってしまいました.. もう年齢的にも体力的にも自己ベスト更新は難しくなってきているのかも知れません。。
半年前に左鎖骨骨折で3か月間自転車に乗れず、その後もリハビリ、5月は出張その他でまったく練習できない期間があり、久しぶりに乗ったのが佐渡ロングライド210kmでそのときに右膝を痛めてしまった等々、タイムが伸びない言い訳には事欠かない今回の大会でしたが、結局のところ練習不足と加齢、この2点が最大の要因ですな。
まずはいつものように前日エントリーを完了して、色々なお店をぶらぶらと見学。ステージでは日向涼子さんなどがトークをしており、彼女はレース会場でも何度かお見かけしたけど、モデルだけあって長身でスタイルが良いのでひときわ目立っていましたね〜。お店は特に買うものもないだろうと思っていたら、CinelliのNAHBSキャップを発見。限定物っぽいものに滅法弱いので思わず衝動買w。ソックス、キャップ、ボトルの3種はついつい買ってしまうので増えすぎて困る。そろそろ何とかしなければ...

前日の夕食はみんなで定番のほうとう。やはりこれに限る。

レース当日は早朝に起床して、ホテルからスタート会場に向かいます。今回は自転車部のメンバー7名で参加。いつもならレースの反省を込めて当日の走りについて書くのですが、まあ結果もあれなんで今回は本大会の運営について少しだけコメントを書きたいと思います。
ファンライドというか株式会社アールビーズの方々もこの日本最大級の大規模な大会を運営するにあたって並々ならぬ努力と準備をされてきたこととは思いますが、結果は少し残念な感じだったと言わざるを得ないと感じました。
スタート会場に向かう周辺道路の大渋滞。十分に余裕を持ってホテルを出発したけど、スバルラインのかなり手前から渋滞で動かない状態が頻繁にありました。殆どの人はきちんと並んでいたけど、それを横目に道の真ん中をかっ飛ばし、何百人も追い越していくマナー知らずの輩も多数。ようやく到着すると今度は荷物預かり所の大混乱。係りの人も半分キレ気味。出走待機位置に自転車を置いてからスタートまでは1時間以上。今までであればアップがてら周辺の道を走りに行くのですが、今年は行ったら戻って来れないのではという不安からアップなしとせざるを得ませんでした。そして、理由は不明ですが、途中で出走待機位置の土壇場での変更。そのときにそこにいなかった人は自転車だけが取り残されていました... スタートしてから計測地点までも、完全に停止しそうなほどの渋滞。絹代さんも「すぐに止まるのでクリートははめない方がよいかも知れません」とアナウンスしていました。まさにカオス。何人か会った知り合いも、見知らぬ人との会話の中でも「今年は酷いねー。ありえねー。今までで最悪だよ」という言葉ばかりでした。
私は第5ウェーブだったので、まだましな方でしたが、五合目の大混雑、下山の際の渋滞も後になればなるほどひどい状態のようでした。今回ほどダウンヒルがずーっとブレーキかけっぱなしで疲れてつまらない年はありませんでした。
今年は参加選手が 10,000人以上で、北麓公園の競技場が工事中だったこともありただでさえ場所がせまかった。ただし、競技場が工事中とは無関係の五合目も大混雑で、スタッフが「荷物を受け取ったら速やかに下山してください!ここは休憩所ではありません!速やかに下山してください!」と連呼していた。確かに人が多いので理解はできる。しかし、我々は頑張って日本一の山「富士山」五合目まで登ったのに、富士山をゆっくり眺めることも友人と検討を称えあうことことも許されないのか。そんなことならばこの大会でなくてローラーでも構わないのではないかと思ってしまいました。やはり去年より 2,000人も増やしたことが最大の要因ではないのだろうか。
とにかく人が多過ぎて、混雑、人混み、渋滞だらけで、都会の通勤ラッシュさながらにいや〜な疲れでした。私だけが感じたことではないのは、RUNNETの大会レポート&評価での皆さんの☆の数や数々のコメントを見ると生々しく様子が見えてきます。
https://runnet.jp/report/raceRatingComplete.do?raceId=147413
五合目の荷物の受け渡しやうどんをふるまってくれた地元の方々の対応はとてもスピーディーで素晴らしかったことは付け加えておきたい。
でも、今までずっと参加していたが、来年もこんな感じになりそうなのであればもう参加はしないかもしれません...

佐渡ロングライド210

5月21日開催の、ロングライドイベントとしては割と有名な佐渡ロングライド210に今回初めて参加してきました。

車で出発して、途中のSAで仲間たちと合流。今回は男性6名、女性2名の計8名での参加です。大人の遠足的なノリでワイワイ言いながら行くのはやっぱり楽しい。新潟に到着してフェリーに乗船する前にまずは腹ごしらえ。お目当てはノドグロ。その前の週は札幌で海鮮と堪能したばかりなので、ずっと続いている感じw

フェリーが夕刻発だったこともあり、宿に着くころにはもう暗くなっていました。そして、翌朝に受け付けしてからスタートなので、3:30起床。その日は10時には消灯。
翌朝は、ちょっとしたトラブルなどもあり、会場に着くのが少し遅れ、諸事情により全員一緒にスタートという訳にはいかなかったので、結局3つに分かれてスタート。
前を追いつつ後ろに差をつけない様に緩めで、エイドステーションでもたっぷりと休憩を取りながら走りました。噂には聞いていたZ坂は、その見た目のインパクトが自転車乗り的に絶景でしたね。でも距離は思ったほど長くなく、ゆっくりと登ったせいか思ったよりはしんどくなかった。
50km地点のASで後続の3名が追い付いてきたのでそこから一緒に出発。ところが、男2人の高速列車がガンガン行っちゃうので、付いていくのがやっと。でもローテーションをパスするのも申し訳ないのでペースを落とさないように淡々とローテに参加。40-50kmくらいこんな状態が続いたかも。
島一周なので方角が変わると急に向かい風がきつくなる場面もあったけど、ずっと続くわけではなかったのが救いでした。前半の海沿いは特に景色が美しく、信号も車もほとんどなかったし、何と言ってもお天気がサイコーでした。暑いけど、それほど湿度がまだ高くない感じでしたね。天気がいい良い光が当たるので景観もぐっと良くなります。
エイドステーションなどにいた中学生(?)のボランティア達がとても元気で純粋そうで、とってもかわいかった〜。東京の学生には失われた何かを感じました。
そして終盤に訪れる3本の坂が既に削られた脚を容赦なく痛めつけてくれました。最後の坂を登り切ってからはしばらく下ってからずっと平坦。ここを2人でローテーションしながらゴールを目指します。
ゴール100mほど手前で後続を待つために停車。メンバーが一通り揃ったところで、横一列になって肩を組んで中良くゴール!
その後、ゴール地点でまったりしていると、サイクルスポーツの取材を受けました。Web版には既に写真が掲載されていました (^^)v 雑誌の方は6月発売号に掲載される予定です!

そして、宿の風呂は小さいので日帰り入力できる大きな温泉を探して、全身さっぱりしてから宿に戻り大宴会です。これがあるから止められないw
200km以上走るのもかなり久しぶりですが、この2週間1mmも自転車に乗っていなかったので、いきなりの200km越えはなかなかでした。。まあレースじゃないし登りもそれほどないだろうと思っていたけど、これが思いの外疲れました。(^^;;
大会側への要望としては、ハンドルバーやダウンチューブに着けるゼッケンは廃止して欲しいです。事前に検査しての検査証も、任意にして欲しい。自分でメンテしている人は自分でやるのでお金払って自転車屋さんに行く必要ないです。受け付け開場からスタート地点までは自転車を押して歩くにはあまりにも長すぎる。ビンディングシューズを履いている人が大半なので、自転車乗りの立場になった運営やルールにしてもらえるとありがたいです。

  • Distance: 210km
  • NP: 170 W
  • TSS: 390.7
  • Elev gain: 2,038 m
  • Avg Moving Speed: 28.0 kph
  • Avg Cadence: 79 rpm

Mavic Cosmic Pro Paris-Nice 限定モデル。限定物に滅法弱い...

Mavic がリリースした Mavic Cosmic Pro Paris-Nice 限定モデルのシューズがかなりカッコいいです。
ヨーロッパのロードレースシーズン幕開けを象徴する "Race to the Sun (太陽へのレース)" とも呼ばれるパリ〜ニースを祝う限定モデルとしてをリリースされたもので、見ての通りグラフィックが素晴らしい。パリ〜ニース間にある様々なものがデザインされており、エッフェル塔CHANELのロゴも見られます。これが世界で限定 400足らしいです。「限定」という言葉に滅法弱い私は、このデザインのカッコよさにノックアウトされて我慢できずに買ってしまいました。購入したのは、 http://www.all4cycling.com/ というイタリアのショップです。荷物のトラッキングサイトなどがすべてイタリア語だったので解読にちょっと難儀しちゃいましたが、無事に届きました。少し税金がかかりましたが、それを足しても国内で買うよりは安かったのでよしとします。しかも思ったより早くて1週間くらいで届いたと思います。

自転車のパーツやパリ〜ニース間にあるエッフェル塔など様々なものがモチーフいます。どことなくキースへリングを感じさせるデザインを手掛けたのは何て言うデザイナーの方なのでしょうか?白地に黒のペイントは Squid Bikes のサドルとも相性良さそうです。
ベースになったのは Cosmic Pro というロードシューズで、2つのエルゴダイヤルの使用感はBoAダイヤルと似ており、以前履いていた Specialized のシューズのダイヤルより更に使いやすいです。このエルゴダイヤルによりフィット感はかなりいいですね。ただ、甲高幅広の足の人は少しきつく感じるかも知れません。私の足も少し甲高幅広ですが何とか大丈夫な範囲でした。履いた感じは足首周りが少しキツイかなと思いましたが、恐らく履いているうちに馴染んでくるでしょう。

見た目も性能も問題ないシューズなのですが、実際に手にとってみると見とれるほど素敵なので、もったいなくてクリートを付けたくなくなるという想像していなかった問題が浮上してきましたw
既に持っているロードシューズがあるのですぐにこれが必要という訳ではないので、買ってから1ヶ月以上経つけど未だクリートを付けていません。(苦笑) さてどうする?w

Rapha のリペアサービスを利用してみた

Rapha にはリペアサービスというものがある。これは他社にはない Rapha という高級ブランドのプレミアムなサービスである。落車や事故などによってウェアやアクセサリーが傷んだ場合や、正しい使用において不具合が発生した際に無償のリペア(修理)をしてくれるというものです。購入した日付に関わらず、修理してくれるようです。しかも無料です!高いウエアだからこういったサービスも込みの値段と言えばそれまでかもしれないが、やはり無償リペアは有難いです。
今回、12月の落車時には Winterジャージ、Winterタイツ、Deep WinterグローブとすべてRaphaのウェアでした。ジャージはこんな感じに破れてしまいました。


1月6日に冬のセールを見にいくついでに、破れたジャージとタイツを持って千駄ヶ谷のショップ Rapha CC Tokyo に行ってきました。そこで現物を見てもらいその場でリペア受け付けて物を預けることができました。自分で郵送で送らなければならないと勝手に思っていたので、店員さんに相談できた分こっちの方がよかったです。
タイツは軽い擦り傷程度なので、下手にリペアするよりもこのまま使用した方がよいという判断となり、後日宅急便で自宅まで送っていただきました。もちろん無料。
約1か月後の2月10日に電話連絡があり、リペアが完了したとのこと。翌日の11日にシクロクロス東京観戦の帰りにお店に立ち寄って修理完了したものを受け取りました。
正直に言うと、リペアといってもあて布をするのだろうから(言葉は悪いけど)貧乏くさい感じになってしまうのかなという心配はありました。でもあのままでは着ることも躊躇するので、せっかくだから無償のリペアサービスを利用してみようというのがきっかです。
完成したジャージを見てびっくり。良い意味で期待を裏切る仕上がりで、想像以上の出来でした。修理した部分は、左肩から背中にかけて、左の袖部分です。左肩から背中部分にかけては、左利きのシクロクロスレーサー用の担ぎ部分が補強されたようなデザインにも見えなくもないです。これならまた大切な一着を長く愛用できる!と思いました。考えようによっては世界で一枚しかないウエアというわけです。



しかもリペアサービスのあのロゴがプリントされたミュゼットに入れてくれるのも嬉しいですね。

このサービスは顧客満足度はかなり高いんじゃないかなと思いました。一瞬、また利用したいという気になったけど、もう落車や事故はこりごりなので利用しない方がいいですね。:-)

穴ぼこにはまって落車骨折。損害賠償はどうなる?

昨年12月15日に道路のわだちに車輪がはまって落車骨折したのですが、去年から区の道路管理センターと話し合いを続けています。
先方のスピード感がないので*1、残念ながらまだ具体的な進展には至っていませんが、フルに補償してもらうべく交渉を続けています。
少し調べたところ、国家賠償法第2条を使って損害賠償が行われる模様。賠償額などは現時点まったく未定。
以下、交通事故損害賠償請求完全ガイドからの抜粋

道路、河川その他の公の営造物の設置または管理に瑕疵があったために他人に損害を生じたときは、国または公共団体は、これを賠償しなければならないとされています(営造物責任。国家賠償法2条1項)。この営造物責任において、道路の設置または管理に瑕疵があったことにつき、国または公共団体に不注意があったかどうかは問われません(いわゆる無過失責任)。
「設置または管理の瑕疵」とは、道路の設置または管理が不十分であるために、道路が通常有していなければならない安全性を欠いていることをいいます。
なお、裁判例上、「瑕疵」には、穴ぼこ、段差、路上障害物の放置、落石、地滑り、雪崩、排水設備の不備、側溝・マンホールの蓋の不具合、ガードレールの不備、証明設備の不備等があります。ただ、上述のように、「瑕疵」といえるかどうかは、あくまでもケースバイケースで判断されるので、都市部の国道や高速道路では「瑕疵」とされる穴ぼこでも、山間部の道路では多少の穴ぼこは「瑕疵」にあたらない場合もあります。

私のケースはまさにこれにあたります。ちなみに問題の道路は簡易的(?)に修復はされていたので、第2の被害者が出る心配はなさそうです。この点については迅速な対応をして頂けたので良かったと思います。

修繕前 修繕後

この国家賠償法第2条に沿って請求をしなければならないようなのですが、物損(私の場合は自転車やヘルメットやウェア、シューズなど)も入院中の費用も通院にかかった費用も欠勤した分の給与損害も怪我が完治してから1回で請求しなければならないそうです。骨折の場合は、1〜2年後に抜釘手術が行われて、さらにそれから数か月(場合によっては1年ほど)経過観察しなければならないので、下手すると3年後まで何も補償されないことになります。しかも完治した後に一括請求したとしてもいくら支払われるのかもそのときにならないとわからないということです。特に自転車の損傷などは1年経っても2年経っても状態はまったく変わらないので、なぜすぐに補償額を算出してくれないのか謎です。聞いても「すみません、制度ですから。」といった回答でかなり失望させられています。
担当者が見に来るまで修理せずにそのままにしてくれと言われているので、未だパンク修理すらできていないですし、新しいヘルメットも購入していません。そんなかんなで冬のセールも終わってしまいました。
早く自転車修理して、リハビリ頑張ってすっきりしたいです。
肝心のリハビリは、痛くて大変ですが頑張って続けています。まだ元の状態までには至っていませんが、年末のころから比べるとかなり可動域も広がってきました。今日、36日振りに自転車に乗りました。と言っても室内でローラー35分やったのみ。FTP 50%を維持するのが辛かったのでボロボロですね (^^;;

*1:お役所だからとかというのは理由にならないと思います。驚くほど対応もレスポンスも遅いです