穴ぼこにはまって落車骨折。損害賠償はどうなる?

昨年12月15日に道路のわだちに車輪がはまって落車骨折したのですが、去年から区の道路管理センターと話し合いを続けています。
先方のスピード感がないので*1、残念ながらまだ具体的な進展には至っていませんが、フルに補償してもらうべく交渉を続けています。
少し調べたところ、国家賠償法第2条を使って損害賠償が行われる模様。賠償額などは現時点まったく未定。
以下、交通事故損害賠償請求完全ガイドからの抜粋

道路、河川その他の公の営造物の設置または管理に瑕疵があったために他人に損害を生じたときは、国または公共団体は、これを賠償しなければならないとされています(営造物責任。国家賠償法2条1項)。この営造物責任において、道路の設置または管理に瑕疵があったことにつき、国または公共団体に不注意があったかどうかは問われません(いわゆる無過失責任)。
「設置または管理の瑕疵」とは、道路の設置または管理が不十分であるために、道路が通常有していなければならない安全性を欠いていることをいいます。
なお、裁判例上、「瑕疵」には、穴ぼこ、段差、路上障害物の放置、落石、地滑り、雪崩、排水設備の不備、側溝・マンホールの蓋の不具合、ガードレールの不備、証明設備の不備等があります。ただ、上述のように、「瑕疵」といえるかどうかは、あくまでもケースバイケースで判断されるので、都市部の国道や高速道路では「瑕疵」とされる穴ぼこでも、山間部の道路では多少の穴ぼこは「瑕疵」にあたらない場合もあります。

私のケースはまさにこれにあたります。ちなみに問題の道路は簡易的(?)に修復はされていたので、第2の被害者が出る心配はなさそうです。この点については迅速な対応をして頂けたので良かったと思います。

修繕前 修繕後

この国家賠償法第2条に沿って請求をしなければならないようなのですが、物損(私の場合は自転車やヘルメットやウェア、シューズなど)も入院中の費用も通院にかかった費用も欠勤した分の給与損害も怪我が完治してから1回で請求しなければならないそうです。骨折の場合は、1〜2年後に抜釘手術が行われて、さらにそれから数か月(場合によっては1年ほど)経過観察しなければならないので、下手すると3年後まで何も補償されないことになります。しかも完治した後に一括請求したとしてもいくら支払われるのかもそのときにならないとわからないということです。特に自転車の損傷などは1年経っても2年経っても状態はまったく変わらないので、なぜすぐに補償額を算出してくれないのか謎です。聞いても「すみません、制度ですから。」といった回答でかなり失望させられています。
担当者が見に来るまで修理せずにそのままにしてくれと言われているので、未だパンク修理すらできていないですし、新しいヘルメットも購入していません。そんなかんなで冬のセールも終わってしまいました。
早く自転車修理して、リハビリ頑張ってすっきりしたいです。
肝心のリハビリは、痛くて大変ですが頑張って続けています。まだ元の状態までには至っていませんが、年末のころから比べるとかなり可動域も広がってきました。今日、36日振りに自転車に乗りました。と言っても室内でローラー35分やったのみ。FTP 50%を維持するのが辛かったのでボロボロですね (^^;;

*1:お役所だからとかというのは理由にならないと思います。驚くほど対応もレスポンスも遅いです