第30回ツール・ド・八ヶ岳

国道299号を駆け上がり、標高2127mの麦草峠を目指す「ツール・ド・八ヶ岳」というヒルクライムレースに初めて参加してきました。
距離は25km、標高差約1300mということ以外の知識はほぼなし。最初は少しきついとか終盤に少し下りがあるといったことは調べた。長引いていた腰痛は完治していない状況でしたが、ヒルクライム完走できないほどではない感じまでは回復していたのでここは根性で乗り切るしかないと自分に言い聞かせました...
当日受付にしたので、朝というか夜中というか3:30に自宅を出発。予報は雨... 案の定到着してから雨が降り始めました。ちょっと寒かったけどレースで厚着するのもどうかと思ったので、半袖ジャージとビブショーツに薄手のメリノウールのアームウォーマーで出走することに。アップは薄手のウインドジャケットを着用。アップのときに既に雨がじゃんじゃん降っており寒くて辛かった。
寒くて風もあって気温も低い悪天候の中、年齢別に順次スタート。スタート直前に少し晴れ間が見えたと思ったけど、すぐにどこかへ行ってしまった。
スタート直後から皆さんのペースがかなり速い。レースなんて久しぶりだったので、このスタート直後のハイペースというのをすっかり忘れていましたが、ここは意図的に少しオーバーペース気味であまり大きく離されないように頑張ってみた。でもあっという間に先頭集団からは脱落。少し後続の追走集団で粘ったけど、この集団もばらけてきたので後は適当にソロだったり数名の列車だったりでたんたんとペースを刻んだ。
平均パワーをみると明らかにオーバーペースだけど、どうせ後半たれるので少しでも貯金をしておくつもりでFTPか若干下回るところで走った。
久しぶりのヒルクライムレースはしんどいです。7kmあたりから早くも腰痛が弱音を吐きはじめた。先はまだ長い... 標高が高くなると気温もぐっと低くなり、ずっと雨を受けていることもあって手先と足先の感覚がなくなってきた。末端はもう少し防寒してもよかったなとは思ったが、これほど寒いとは思わなかったのでしゃーない。
前半10kmまでは自分のコンディションを思うと個人的には悪くないけど、その後の5km, 10kmのペースが急激に落ち過ぎた。10〜15km区間は、0〜5kmや5〜10km区間に比べると獲得標高は100mも少なく、かつ33mも獲得ロスもあるので、本来ならばここで230W以上出していればなおよかった。もっともパフォーマンスが下がったのが15〜20km区間区間もっとも低い出力の222Wだったのがこの区間。脚が残っていなかったというよりも精神的な弱さが出た可能性大である。実際最後の20〜24km区間は232Wまで回復できているので、今回の最大の反省すべき区間は15〜20km区間です。
漠然と90分は切らないとダメだよなと思っていたけど、最後の4kmくらいで90分切りは難しいかもと思い少し焦って頑張ってみたけど結局ダメでした。ゴール地点近くはまだまだ立派に雪が残っていました。雨と雪を見ながらヒルクライムやってるなんてどこの物好きだろうと、つまらないことを感がる余裕もなくゴール。ただただ寒かった。
結果は、1:31:09。年齢別カテゴリーだと出走166名中31位でした。次回出ることがあれば最低でも1:30は切りたいところです。最後のsplitはゴールしてから疲れ切ってしまったのかLAPボタンを押し忘れたので20秒ほど余計な時間と距離が含まれています。

Splits Cumulative Time Moving Time Distance Elev Gain Elev Loss Avg Speed Max Speed Avg Cadence Normalized Power Max Power Avg Temperature
1 19:18 19:18 5 321 23 15.6 30 72 259 641 15.5
2 39:59 20:41 5 325 15 14.5 25 69 236 370 10.2
3 55:05 15:06 5 218 33 19.9 33.1 77 226 375 5.8
4 1:15:36 20:30 5 299 8 14.6 22.8 69 222 323 4.5
5 1:31:33 15:55 3.93 255 42 14.8 47.6 71 232 464 4.1


スタート前は15℃近くあった気温も標高を重ねる都度に下がっていき、ゴール後は3℃まで下がり、寒さで歯ががちがち音をたてていたほどです。下山用にジャケットは用意していたけど、厚手のグローブとシューズカバーを用意していなかったので下山は地獄かと思いました (^^;
下山の途中から天気がよくなり最高の青空が拝めました。写真は日本一の白樺群生地。とにかくずーっと白樺が続いており、そこを自転車で下るときの気持ちよさは筆舌に替え難いものがあります。レース抜きでまた走りに来たい場所の一つです。

その後、ゼッケン割引を駆使して200円で八峰の湯でさっぱりした後、レストランロックでダブルベーコンカレーをいただきました。もちろん、お土産にTouchdownビールは忘れずに買いました。