三匹のおっさん

三匹のおっさん

三匹のおっさん」(有川浩 著)。
有川浩の作品を全制覇した嫁はんからのお勧めの一冊。私も「阪急電車」から始まり「図書館戦争シリーズ」まで読んで、これも続編も既に出ている人気作品。
還暦を迎えたじいさん、じゃなくておっさん3人の痛快な物語。そこに高校生の孫のロマンスも絡めて実に爽快な読み応えです。
還暦を迎えた個性的な三匹のおっさんが集まって、必殺仕事人のごとく(もちろん誰も殺しませんw)次々に事件を解決していくのですが、そこはさすが有川浩のストーリー。ティーンエイジャーから還暦に至るまでそれぞれの年代の描写がお見事。相変わらずの観察力に脱帽です。
第1話から第6話まで、それぞれ読みきりで「事件」を解決していくのですが、その事件というのが恐喝、痴漢、詐欺、動物虐待、悪徳商法など現代社会でまさに発生している陰湿な犯罪行為を題材に取り上げているところも少し風刺が効いている。
三匹のおっさんや高校生カップルのキャラクター描写が絶妙で、それぞれがみんな個性的で強い所も弱い所もあり、とにかく愛すべき人物像なのである。
これは続編も読まずにはいられませんね。