図書館危機

図書館危機

図書館危機 図書館戦争シリーズ 3」(有川 浩 著)。
ご存知有川浩図書館戦争シリーズの第3弾。ここ最近はすっかり読書の時間が減ってしまいましたし、自転車レースもグランツアーなどのステージレースが始まりだしますます読書しなくなってしまっています。まあ、もともと電車の中がメインの読書タイムですし、殆どジテツウなのでもともと読書時間は少ないですけどね。
今回もストーリーに大きな変化と進展があり、かなり楽しく読ませてもらいました。シリーズも回を重ねる度に状況や背景説明にさく必要が少なくなったので、その分物語の本題や登場人物の台詞、感情描写が増えたような気がします。そこがまたいいのかも知れませんね。
一貫して「図書館の自由に対する宣言」について書かれており、今回は特に禁止用語や検閲というテーマがハイライトされたと思います。
ストーリーとは直接関係ないけど、恒例の亡き児玉清との対談での有川浩の印象的な言葉をいくつか抜粋してみました。

誠実であるためには、素のままの自分で当たるしかない。
「大きな器を持っていますよ」と偽ることだけは、したらいけないなと。

サラリーマンの職種によっては、はったりをかまさなきゃいかんときもあるでしょうが、本質的には誠実であるためにどうするかということは同じなんでしょうね。

やらないで後悔するより、やって後悔したいなと。「倒れるときは前のめり」

我が身を振り返って、しばし反省...

全力を出さない人間は、夢を諦めることさえできない

特に若い人に伝えたいと思った言葉です。