Specialized S-Works Road シューズ

BG FIT の結果土踏まずが最も高くかつ厚手のインソールを入れることになり、さらにシムも挿入してボディジオメトリの調整をすることになったのは良かったのですが、愛用の SIDI Ergo2 だとかなりきつくて爪先が痛くなってしまった。
しばらくは我慢してみたのですが、私の足の人差し指が長いこともあり、右足の人差し指がかなり痛くなり、やむなくシムを抜いたけどまだ痛かった。挙句の果てにはシューズを脱いだ時にも痛みが治まらない始末。いくらフィッティングとはいえ痛みをこらえなければならないようだと本末転倒である。
そこで結局 Specialized の S-Work Road シューズの購入に踏み切った。以前試着したときにアッパーの柔らかさやダイヤルのクリック感が気に入ったので次に買うときはこれだなとは決めていた。でも来年か再来年の予定でした。結果として BG FIT が購入の背中をぐいっと押してくれたことになる。スペシャにやられたw
履き始めてからちょうど3週間経過したので概ね馴染んできました。Dr. Andy Pruitt との共同開発ということがどのように凄いのかといった専門的なことは私にはわかりませんが、履き心地はとてもいいです。
やはり特筆すべきはとても柔らかなアッパー素材と、リニアにしまっていく独特の仕組みとダイヤルのクリック感。緩めるときは単に逆方向にダイヤルを回すという点はSIDIよりも使い勝手がいいかも。かかとのホールド感は SIDI Ergo2 の方がやや優勢な気がするけど、これは僅差。Ergo2 のような見るからに特殊なパーツはない割には思いのほかかかとがホールドされるのは意外でした。カーボンソールのソリッド感はどちらも優秀。交換パーツがあるのも両者共通の長所ですね。
S-Work Road シューズはとにかく軽い!持ってみるとあまりの軽さに驚きます。クリートを付けていない状態で実測 261g でした。これは凄い。
Ergo2 から乗り換えて唯一残念な点は Look KeO クリートのメモリークリップに対応していないこと。SIDI のソールにはこのメモリークリップに対応したねじ穴がちゃんとあるんですよね。これがあるとクリート交換の際にクリート位置がずれることもないし、測って調整する必要もないので、ぜひ次期バージョンの S-Works Road シューズでは対応を検討してもらいたいです。

それから右足人差し指の痛みは若干和らいだものの、まだ十分気になるレベルだったので、大幅に後ろにずらしたクリート位置を少し前に戻しました。クリート位置は、BG FIT で調整した位置だと人差し指が痛くなったり、膝痛を引き起こしたりしたので、フィッティングで調整した位置をベースに角度も前後位置も調整しましたね。これはフィッティングの位置が悪いとかではなくて、基準とする値を持つことができ、その理屈がわかったので、それをベースに自分のベストな位置を見つけやすくなったということだと思います。普通そういうものなんでしょうね。