今中大介のロードバイクバイブル

今中大介のロードバイクバイブル

今中大介のロードバイクバイブル」(今中大介著)。
同僚がお見舞いに持ってきてくれ、入院中に詠んだ1冊。
ツール・ド・フランスに日本人で初めて出場した*1今中大介が、自らの自転車との出会いからプロ引退までのヒストリー、自転車の調整、トレーニング方法、パーツ選びなどを語っている本です。
小学生の頃初めての自転車がくず鉄屋から拾ってきたものという話はなかなかいい話で、それ以降のはまりようから著者が根っからの自転車好きというのが伺える。Part I のヒストリー編が、内容としては最も興味深いのですが、残念ながらもう少し詳しく聞きたいと思うところで、ぷっつりと終って次の話題に移ってしまう。これは別の著書「ツールへの道」を読めということなのだろうか...
以降の章も一通り広く浅く網羅されているのだが、どれも表面的な解説で終わってしまっており、もう一歩踏み込んだ内容が知りたいと思ったのは私だけだろうか。個人的にはその辺りが少し残念。薄さの割には 1600 円はちょっと高いかな。
びっくりしたのは、今中大介は普段から家にいるときはレーシングジャージを着て生活をしているということ。それはちょっとマネできないかも。(^^;;

*1:正式には近代ツールになってから