仕事ができる人はなぜ筋トレをするのか

仕事ができる人はなぜ筋トレをするのか

仕事ができる人はなぜ筋トレをするのか」( 山本ケイイチ著)。
友人がお見舞いに持って来てくれ、入院中に読んだ1冊。
「さおだけ屋はなぜ潰れないのか?」が売れてから、傾向としてこういったちょっと変わった疑問をなげかけるようなタイトルの本が増えたような気がするのは気のせいだろうか。本書も自己啓発もののビジネス書の類です。
「鍛えあがられた筋肉は、強力なビジネススキルだ。」ということ、筋トレをすることと仕事で成功することの共通項をいろいろな視点で説明しています。すべてに共感したとは言い難いですが、いくつかは確かにその通りかもといった感じです。
座ったままの会議でいいアイデアが出てこないのは、セロトニン神経が活性化していないからだそうで、筋トレや運動をすると活性化されるらしい。ではそういった会議をすべて筋トレしながら行うと果たして本当によい結果が得られるのだろうか。誰か試してくれないかなぁ。
筋トレの5原則は、自転車のトレーニングに役立ちそうです。楽しみながら、競争意識を持ってやるとよりよい効果が出そうだ。
炭水化物やタンパク質の摂り方は、勉強になった。

家族を大切にしながら生きていきたいから、健康はその大前提なのだ。

これはいい言葉だ。「健康になるために、自転車に乗る。つまり自転車に乗るということは、家族を大切にするためなのだ。」と嫁はんに言って、週末のロングライドのお許しをもらうことにしよう。(^^)
最後の方に年代別のトレーニングと注意点が書かれています。私の年代になると、極めてきびしい内容で、衰えを防ぐどころか衰えるスピードを緩やかにするといった現実が述べられている。

筋力が確実にガクンと落ちる
レーニングの後の筋肉痛は2日くらいたってからようやく表れる
レーニング効果はあまり感じられない
効果を上げようとするよりも、ケアを最優先にすべきだ

本書に限った話ではないが、筋トレにしてもビジネスでの成功にしても、そこに書かれていることを継続して実行できるようになることが実は一番重要であり、一番難しいことでもある。もしみんなできていれば、その手の本も売れなくなるし、世の中成功者で溢れかえっているでしょうね。