人はなぜツール・ド・フランスに魅せられるのか

人はなぜツール・ド・フランスに魅せら

人はなぜツール・ド・フランスに魅せられるのか」(土肥志穂著)。
この本も同僚に貸してもらった本。フリーライター土肥志穂が、2000年から取材しているツール・ド・フランスの魅力を独自の視点で伝えてくれます。ボリュームはないので、あっという間に読み終えてしまいます。
有名な 2003年のベロキの落車と、それをぎりぎりで回避して一旦コースアウトしながらも自転車を担いでコース復帰したランス・アームストロングの話から、通常はスポットライトを浴びないような選手やチーム、スタッフなどの話なども織り交ぜて、ツールの魅力が11の物語としてつづられています。
もう少し裏話が沢山あるのかなと期待していたけど、その手の話はあまり奥深くなく比較的あっさりと書かれていたので、個人的にはそこが少し期待外れ。
ツールに詳しい人には物足りないだろうし、まったく知らない人にはちょっとわかりづらい(イメージが湧きにくい)ことが多い気もする。本書にドンピシャとはまるターゲットは、なかなか難しそう。
挿入されている写真は、なかなかいい写真が多くてつい見入ってしまいます。