ひとつ「捨てると」人生がひとつ「楽になる」

ひとつ「捨てると」人生がひとつ「楽に

ひとつ「捨てると」人生がひとつ「楽になる」」(鴨下一郎 著)。
これも古本屋で買った自己啓発の類の本。著者はストレス治療の専門医だそうです。書いている内容は悪くないし、参考になることも多々あるのですが、心に響くというかインパクトのあるものが少なかったのは何故なんでしょうかね。☆ 2〜3個くらいかな。
マネージャや家庭で心にとめておくといいこと:

  • 自分のやりたいことの半分を捨てる
  • 相手の意向の半分を受け入れる
  • 労力の半分を相手のために使う

一見、足すことよりも引く(捨てる)ことばかりだけど、これが 1+1=3 の関係によいらしい。
人に交換を持ってもらうコツが述べられているけど、これは大いに頷けた。私が尊敬している人に当てはまる内容が多かったからでしょう。
職場環境における女性の現状分析やアドバイスなどもそれなりのページが割かれているので、働く女性にとっては参考になる事柄も少なくないかもしれません。但し、私が勤めている会社とはかなり状況が違うようなので、うちの会社は比較的恵まれた環境なのかもしれません。そういう意味では、女性の悩みなどについても少々決め付けが多いと感じたのですが、それはもしかするとうちの会社が一般的な例とはかなり違うという可能性も否定できません。
ひとつの症状(例えば胃が痛いとか)が引っ込めば、また別のところにひとつの症状(たとえば腰痛)が現れる。そして、そのたびに別の病院へ、別の専門医へと渡り歩いていく… という、このような現象を「ドクターショッピング」というそうです。これはストレスが過重にかかっているときの典型的なパターンだそうです。ううむ、これは身に覚えがあります。最初は厄年のせいにして、次は年齢かなと思ったけど、ストレスというのは認めたくないけどそうなのかも知れません。気を付けよう。そういうときは自転車に乗ってスカッとストレス発散するのが一番ですね。