In The Court Of The Crimson King (DVD Audio)

もはや知らない人はいないくらい超名盤の In the Court of the Crimson King (1969年作品、邦題は「クリムゾン・キングの宮殿」) の 40周年記念盤である CD+DVD Audio が去年発売されたので、2カ月程前に購入しちゃいました。
CD+DVD-Audio(DVD コンテンツあり)の2枚組で収録されているフォーマットは下記の通りです。

  • MLP ロスレス 5.1 サラウンド (48KHz/24bit)
  • MLP ロスレス 2.0 ステレオ (96KHz/24bit)
  • DTS 5.1 デジタル サラウンド (48KHz/24bit)
  • LPCM 2.0 ステレオ (48KHz/24bit)

2つ目は2004年リマスター盤。LPCM や DVD-Audio は Robert Fripp と Steven Wilson によって、オリジナル・マルチトラック・マスターテープからリミックスされたようなので、ファンは買うしかないって感じです。
このアルバムを買ったのはこれで何度目だろうと思ったので、記憶を整理してみました。5度目*1のようです。(^^;

  1. アナログ LP
  2. 通常CD
  3. Definitive Edition (Re-Mastered by Robert Fripp and Tony Arnold. 1989
  4. Original Master Edition (24 bit remaster by Simon Heyworth) - 2004 年リマスター盤がこれ。HDCDです
  5. 40th Anniversary Edition (DVD-Audio と CD の2枚組で、96KHz/24bitや5.1ch含む)

2004年リマスターのときも感動したけど、今回の DVD-Audio は実に素晴らしかったです。このアルバムはあのドラムのもこもこした感じが特徴ですが、DVD-Audio は(月並みな表現ですが)その特徴を生かしつつも、さーっと霧が晴れたようにすべての音がクリアになりました。
Pink Floyd のサラウンドは大ヒットしましたが、このアルバムはどんな 5.1ch サラウンドになるのか聴くまでは過度な期待はしていませんでした。ところが、実際に聴いてみてびっくり。このアルバムがこれほど自然にマルチチャンネル空間で再現されるとは思っていなかったのでホントに驚き。I Talk To The Wind も Moonchild もとにかく感動的です。こんなものが出来るのであれば何故今までリリースされなかったのかが不思議なくらいです。
DVD Audio はまったくと言っていいほど新譜が出なくなってきたので、フォーマットが死に絶えたのかと危惧しておりました。そんなときにこの朗報。Robert Fripp に感謝!

*1:現在手元に残っているのは 3, 4, 5 のみ