KMC X10-SL Gold、MissingLink の効能

KMC X10-SL Gold

2月に KMC のチェーン X10-SL Gold を購入しており、FP5 を組む時にそのチェーンを装着して現在に至ります。
本当は Shimano 7900 のチェーンを試したかったのですが、7800や私の6600と互換がないらしいので試すことができず、KMC のチェーンを選択しました。7800のチェーンのパフォーマンスに不満があった訳ではなく、チェーンを簡単に取り外してメンテナンスできる MissingLink をどうしても一度試したかったんです。KMC のチェーンを使う最大の理由はやはり MissingLink でしょう。更に 240g という軽さ*1も大きな魅力ですね。
X10-SL にはシルバーもあるのですが、ゴールドのものは Titanium nitride coated (窒化チタンコーティング?) を施しているらしく、フリクション低減や耐久性に優れているそうです。しかも wiggle で購入したので、ほぼ半値、しかもゴールドとシルバーの価格差は確か数100円だったので、それじゃゴールドにしとくかとなりました。付けてみると結構自己主張が強いですね。ゴールド好きの方にはたまらないでしょうね。私も今はもう慣れました。
シルバーと比較した訳ではないので、違い云々はわかりませんが、フリクションが小さいのは恐らく誰でも実感できるレベルだと思います。でもさらっというよりヌメッとした感じで滑りが良いです。誰も意味わからんか (^^; まぁ、とにかく静かではあります。

強いてあげるとすれば、チェーン幅が若干太いらしく、その影響でインナーでトップ1〜2枚はどう調整しても音鳴りがします。もともとここは使わないことが推奨されているので、個人的にはあまり大きな問題ではありません。変速性能も純正より劣ると言われますが、そう言われればそう言う気もしますが、私のレベルではあまり問題ないレベルで、メリットの方が大きいので総合的には OK ではないでしょうか。
さて、肝心の MissingLink ですが、実は何度かトライしたけど、どうもうまく外れません。いろいろと調べていると、力ではなくコツがいるらしいです。気を取り直してまた何度か試したけどやはりダメでした。
ところが、昨晩だめもとで両端をつまんでちょこっと動かすと、あら不思議、スッと外れました。確かに力はいりませんでしたね。なぜあれだけ何度も試したときはできなかったんでしょう。まぐれだと困るので何度か付けたり外したりしたけど、何ら問題なく出来るようになりました。コツをつかんだようです。(^^)
せっかく外れたので、ペットボトルにチェーンを入れて、ディグリーザをジュワジュワと吹きかけてシェイクします。すると液があっという間に真っ黒。これをもう一度だけ繰り返して取り出し洗い流しました。本当はもう少し丁寧にやればよかったんですが、夜遅かったので洗浄はそこそこにしました。チェーンクリーナーでガラガラと綺麗にするのも十分簡単だけど、外して洗うのには勝てませぬ。MissingLink かなり良いです。気に入りました。これでチェーンを洗うのが億劫でなくなりそうです。
チェーンの洗浄には灯油が経済的で良いらしいのですが、灯油など家にないので先日購入したブレーキパーツクリーナーを使用。自転車専用というわけではありませんが、840ml の缶で 390円という安さ。もちろん洗浄力は問題なく、臭いもありません。これならケチらずに使えますね。

*1:ちなみに Shimano Dura-Ace CN-7801 は 280g です