富士スバルライン試走

日曜日に富士スバルラインの試走に行ってきた。今回は家族みんなで出かけて、北麓公園からは自転車と車に別れて五合目に向かった。
天気もよかったので、半袖ジャージと半ズボン丈のレーパンで行こうかと思ったけど、北麓公園駐車場にいるロードバイクの人達はみんなアームウォーマーをしていた。近くに車を止めていた方が、私の涼しげな恰好を見てか「上るときは問題ないけど、上は結構寒いよ。3℃くらいかな。混んでるよ〜」と親切に教えてくれた。どうやら自転車で既に登頂済みらしい。そこで、レッグウォーマーとアームウォーマーをつけて、薄手のウインドブレーカーをツールボックスに、冬用手袋*1は背中のポケットに入れて出発。冬用のウインドブレークジャージは、車に積んで運んでもらうことにした。天気次第だけど、本番も大差はないだろう。
今日の試走は「走る」ではなく「コースを覚える」のが目的なので、駐車場から料金所までの 1.8kmほどをアップ代わりにした。ところが、アップなしかどうかはともかく、この料金所手前の坂が思いのほかしんどかった。標識によると、斜度 8.7% らしい。実際は料金所がスタートらしいが、もう既にゼーゼーいっている。料金所通過後、脇に移動して少し呼吸を整えてから再スタート。
序盤は意外にきついとは聞いていたが、まさにその通りだった。いわゆる激坂の類はないのだが、みるみると体力を奪われていく気がした。1合目までは5kmちょっとしかないけど、右足がいきなりつりそうになったこともあり、すごく長い距離に感じられた。我慢どころかもしれない。1合目から2合目も、勾配のきつい坂はないものの、スピードが出ない。12km/h やケイデンス70以下が頻繁にやってくる。funride の特集で、序盤、中盤、終盤ずっとケイデンス70で乗り切ろうという意味がわかった。簡単だと思っていたけど、全然できていなかった...
2合目を過ぎたあたりで、ようやく10km。もう十分上ったよという距離だけど、まだ半分も来ていないのである。ちなみに 10km を約 38分かかった。単純計算した場合、このペースだと1時間35分かかる計算になる。
2合目、3合目になると序盤ほどのきつさは消えるが、その分足も疲れてきているので思うように速度アップはできない。誰かを追い越すときだけは、ちょっと無理してがんばるのでちょっぴりペースがあがるけど、ほどなくもとのペースに逆戻りしてしまう。
4合目手前の駐車場(これを4合目と間違えそうになった)辺りから、高ケイデンス型の TREK の兄ちゃんに頑張って追いつき、しばらくぴったりついて行く。気合い一発パスした直後に明らかに坂の勾配がきつくなった。速度ががくっと落ちた。ここがきっと山岳賞区間なのだろうということはわかった。足は正直である。こういう坂になると見事に情けない方に反応してくれる。ただ、先ほど抜いてしまった手前、再び抜き返されるのはバツが悪いので精神力で踏ん張った。


ほどなくすると、ほぼフラットな道が現れた。これが funrideで読んだゴール前の1%勾配の道であることもすぐにわかった。アウターに入れて漕ぐ漕ぐ。30km/hはキープしたいと書かれていたので、がんばって回すけど、29.x km/h からなかなか 30km/h に到達しなくてちょっと焦った。
ついに最後の最後できつい坂があるけどそれほど長い距離ではないので、ここの力を温存しておくような作戦はやめておくことにしよう。
終わってみると、1時間27分40秒。1時間30分を切るのはちょっと難しいかもと思っていたから、結果は(個人的には)悪くなかった。但し、今回は本気モードで頑張ったので、次回は下手するとタイムが悪くなる可能性もある。そうはなりたくありませんが...
1合目までと4合目の山岳賞区間がキーポイントかな。個人的にはこの2つを攻略できればいいとは思うのだが、秘策はないのです。トホホ...

上のパノラマ写真は例によって Windows Live Photo Gallery を使って作成。

*1:背中のポケットは汗でぬれてしまうことがあるので要注意。下山時に濡れた手袋は寒過ぎです