6ヶ月が過ぎて思うこと

Pinarello FP1

去年の10月20日Pinarello FP1 が納車されてから今日で6ヶ月になる。この歳になってこれ程どっぷりはまるものに出会ってからのこの6ヶ月は本当にあっという間に過ぎた気がするけど、備忘録としてちょっと振り返ってみようと思う。
そもそものきっかけは、退院後何か健康によいことを始めようというものだった。初めてロードバイクにまたがったときは、サドルが高く感じ、ハンドルが遠く思えた。STIレバーの使い方なんてもちろん知らなかったし、ビンディングペダル(最初からSPD-SLにした)を発進時にちゃんとはめて、停止時にきちんと外せるかどうかすごく不安だった。信号停止で外せなかったら、立ちごけして下手すれば事故につながりかねないですからね。でも初めて踏み出したときのビュ〜ンと進んだあの感覚は今でもはっきり覚えている。これは自転車であって今まで知っていた自転車とは違う種類の何かだと思った。あのときは本当にそう感じた。
朝練に初めて参加したときは、みんなにまったく付いていくことができずに、いつも先の交差点で待たせてしまっていた。尾根幹で人に抜かれることはあっても、人を抜くことなんてあり得なかった。初めて大垂水峠に行ったときは、数えきれない人に追い抜かれ、みんなあっという間に見えなくなった。止まりそうなくらいのろのろな速度でなんとか上り切ったことを今でもはっきり覚えている。
ラクダのこぶ、引き足、骨盤をたてる、ダンシング、股下 x 0.885、アミノ酸、220 - 年齢、ノーパンではくレーパン、すね毛を剃る、ジテツウ、ツーキニスト等々普段の生活ではあまり耳/口にしないような言葉が飛び交う。ロードバイクの世界はこういった「豆知識」がすごく多いので学ぶことが沢山ある。だからより面白い。頭でっかちにならないように気を付けなきゃいけないのは言うまでもありませんけどね。
往復20km程の通勤に利用している他、家の近くに尾根幹や多摩サイなどがあるので、ローディにとっては恵まれた環境の方だったことも飽きずに続いている要因かもしれない。もちろんパーツ交換が容易にできるといったメカとしての魅力も男心をくすぐる。
そして、寒い冬の間も休まずに6ヶ月間楽しく乗り続けることができた最大の要因は「仲間*1」の存在だろう。 もちろん自転車は1人で乗るものだけど、(少なくとも私は)仲間がいなかったらここまで乗っていなかったと思う。仲間と乗るから楽しい、仲間が頑張っているから自分も頑張れる、乗っていない時でも仲間との自転車談義*2はつきない。朝練の定着メンバーは私を含めて5人。彼らには特に感謝している。
私は今までもっぱら教えてもらうばかりだったので、借りがあると思っている。どうやって借りを返すかは今度ゆっくり考えるとしよう。<< 6ヶ月の走行距離: 3684.7 km >>

*1:仲間 == 会社の同僚です

*2:アルコールなしでも話はつきないのです。