金曜日の夜に急に容態が悪化し永い眠りについてしまった祖母の告別式に出るため、日帰りで奈良に行ってきた。老衰のようで最期はそれほど苦しまずに逝かれたそうだ。今朝5時30分に家を出て、帰ってきたのが夜の11時ちょっと前となかなかハードスケジュールだった。
葬式は奈良の富雄で行われた。今回は京都からではなく、あえて新大阪から御堂筋線、近鉄奈良線を乗り継いできた。近鉄奈良線にいたっては、恐らく10年以上前に乗ったのが最後だろう。懐かしい...
祖母の遺体はとても穏やかな表情で、それを見る限り、素敵な人生だったに違いないと思った。生前よく私のことを「あんた草刈正雄みったいに男前やなぁ〜、ほんまに」と言っておだてられたことをふと思い出した。長身であることを除けばあまり似ていないのだが、祖母にとってはきっとそう映ったのだろう。
告別式の後は、バスで火葬場まで行き、昼食を取ってから再び火葬場に戻り、骨上げで主要な骨を骨壷に収めた。その後富雄に戻り初七日を執り行った。泣くまいと思っていたが、緩んだ涙腺を制御するのが困難になることが何度かあった。いつまでも元気に違いないと勝手に思い込んでいたけど、(当たり前だが)人間である以上そんなことは到底不可能なわけで、いつかはこの日が訪れるわけである。もちろんそれは頭では理解しているが、おばあちゃんに限ってはまだだろうと思っていた。
孫達もすっかり中年でひまご達も成長してきましたので、安心して安らかに眠ってください。
お土産は、定番中の定番「551 蓬莱の豚まん」。
- 今日の1曲: Forever Young / Bob Dylan (1974)