トム ダウド/いとしのレイラをミックスした男

Blackcomb2006-11-16

確か今年の始め頃上映していた映画「トム ダウド/いとしのレイラをミックスした男」のDVDが早くもレンタルで出ていたのでさっそく借りて観た。それほど彼自身のことを知っているわけではなく、非常に凄腕のレコーディング エンジニア & プロデューサーということを知っている程度で、Ray Charles, Aretha Franklin, Allman Brothers Band, Otis Redding, Cream, Lynyrd Skynyrd, Rod Steward 等数え切れないほど多くのロック, R&D アーティストを手がけている。8トラックを最初にレコーディングに持ち込んだのも彼だそうである。裏方としてだけでなく、非常に音楽のことに精通しており多くの楽器もこなす。だから下手するとミュージシャンよりも音楽のことを熟知している。なるほど尊敬されるのもうなづける。
必見は、Ray Charles との談笑のシーン。これはすごく微笑ましいと同時に泣けてくる... それから、1つの目玉でもあるいとしのレイラのマスター(?)テープをミキシングコンソールを調整して、実際にミックスするシーンがあるのだが、これはものすごくいいシーンでした。あの何本もギターを重ねた曲が1chごとに聴けるのだから興奮ものです。Duan AllmanとEric Claptonの高い次元でのかけ合いはアドリブというから奇跡的と言えるかもしれませんね。
ピクチャーディスクがレコードそのものになっていてどことなくかわいらしかったです。