ER6i: 2回目の故障

Blackcomb2006-07-04

1年半前にサウンドハウスにて15,800円で購入したカナル形イヤホン Etymotic Research ER-6i が2回目の故障となった。当時はER6iを購入できる店は日本にはまだ殆どなかったけど、今やどこでも(Amazonでも)購入できるようになったみたい。しかもサウンドハウスは、私が購入してまもなくすると3,000円安い値段で販売するようになって悔しい思いをしたのを覚えている。1度目の故障は、断線でガリガリというノイズが出るようになった。これは去年の7月で、この時は新品に交換してもらった。その1年後の先月、今度は左側の音が殆ど聞こえなくなった。この「殆ど」は限りなく「ゼロ」に近い。かすかな期待をこめて予備で持っていたリプレースメントフィルターの交換を試みるも、解決せずである。
サウンドハウスに問い合わせしたところ、「修理をご希望された場合は有償修理となるのですが、イヤホンの場合製品の性質上修理が難しく、有償での修理をご希望された場合、新品価格より修理費用の方が高額になりますので、修理ではなく新品のご購入をお勧めさせていただきます。」とのことである。修理をする人件費を考えると手っ取り早く交換した方が安上がりというありがちな消費者社会の典型の回答。
この ER6i だが、音質に関しては申し分なかった。まず遮音性が非常に高く電車の中でも騒音やら人の話し声は殆ど聞こえない。中域から高音にかけては非常に透明度と解像度の高い美しい音で鳴ってくれる。決してドンシャリではない。低音は出ないと言われているようだが、あのサイズとしてはきっちり出ている方だと思う。低音をブーストしたりすることはなく量感がないので低音が弱いと言われそうだがよく聴くとタイトに鳴っているのがわかる。周囲の雑音がシャットアウトされるので英語のリスニングにもばっちりである。とにかくもうiPod純正のイヤホンには戻れない。
そんな愛着のあるER6iもどうやら諦めて新しい品を購入するしかないようである。そこでまたER6iを購入してすぐに故障するとかなりむかついてしまいそうなので、なかなか評判のいい SHURE E3C を候補として検討中。ER6iと違って2年保障という点がポイント高い。E4と言いたいところだが、圧縮音声のポータブルプレーヤーにはちょっと高過ぎるという気がするのと、そもそもの予算オーバーという理由で却下。やはりE3Cかな。