10速化の効能 -- レシオ

Dura-Ace スプロケ

久し振りの好天気で、10速化後にようやくちゃんと乗れました。:-)
とにかく変速性能が飛躍的に向上した。先日も触れたがフロントディレーラーが特に効果歴然。インナーからアウターにかけるときにあまりにも早くかつ音も静かにパシッと変わったので感動ものです。いきなり初めてのバイクで Ultegra だったらこの感激は味わうことなく終わったのかも知れませんね。
今回のパーツ/コンポーネントのアップグレードは、見た目よりも中身の構造の進化がメインであり、明らかに違いが体感できたのでかなり満足している。
今回スプロケは 9速の12-25T から、10速の12-25T に変更した。10速化のもともとの動機がクロウスレシオだったので、じゃあということでレシオを計算してみた(値が低いほどクロウスレシオ)。平均レシオも下がっている。:-)

歯数 12 13 14 15 17 19 21 23 25 平均
レシオ(%)   8.3 7.7 7.1 13.3 11.8 10.5 9.5 8.7 8.54

歯数 12 13 14 15 16 17 19 21 23 25 平均
レシオ(%)   8.3 7.7 7.1 6.7 6.3 11.8 10.5 9.5 8.7 7.66

16T が加わったことにより中域のギヤが充実したのが嬉しい。更に Tiagra のときは、インナーと 12T (または 13T) といった組み合わせだと、フロントディレーラーにチェーンがあたり、カラカラと音が鳴りっぱなしなので、使えなかった。(使わないのがお勧めなんでしょうけどね)
ところが、Ultegra SL のフロントディレーラーにしたら、そのカラカラ音が殆どしなくなった。そうすると、事実上使えるギヤが1枚増えたことに匹敵する。考え方によっては、使えるギヤ数が 8 x 2 = 16 から 10 x 2 = 20 に増えていると言えなくもない。
これでストレスのないギヤチェンジができるようになることでしょう。