考えるための道具、持っていますか?

考具 / 加藤昌治著

加藤昌治著「考具」では、アイデアと企画を生み出す為のコツやその為のシンキング・ツールを20種以上が紹介されています。広告代理店などで企画書を書く人に限らず、アイデアや企画を考えなければならない或いは考え付く方が望ましい仕事って物凄く沢山ありますよね。この本はそういった仕事をしている方すべてが対象です。この手の本は洋物が幅をきかせていますが、これは純和物です。
この本で特に印象に残っているのは、innovationを起こそうと必死にもがいて頑張ってもそう簡単に斬新なアイデアが浮かぶわけではない、アイデアとは既存の要素の新しい組み合わせ以外の何ものでもないというところです。そう思えば気が楽になるし、実際既存のものをちょっと改良しただけで爆発的ヒットという事も十分あり得ます。
わかり易い表現で書かれており、読みやすいので一気に読めてしまいます。使えるフレーズも結構あります。ちなみに後でわかったのですが私の上司もこの本読んでました。