もう2か月前のことなんだが、一応記録として残しておくことにします。
過去に何度か応募したけど抽選で外れたりで結局一度も参加したことがなかった乗鞍。国内のヒルクライムのレースでは、距離/獲得標高/難易度/景観で総合的にベストなヒルクライムと言われているだけにレースではなくとも一度は走りたいと思っていました。今回友人が誘ってくれたのをきっかけに参加することにしました。
前日受け付けして、前夜は松本でプチ宴会。出張とかが重なったこともあり殆ど乗れていないのでコンディションはかなり悪い。中途半端ではなくホントに乗れていなかったのである意味開き直っての出走となりました。朝はさすがに寒かったけど、これでもかというくらいの快晴になり、乗鞍を走るにはこれ以上ないお天気になりました!
今年で第32回を迎える歴史あるこのヒルクライムのコースプロフィールは、松本市安曇乗鞍高原観光センター前を出発、CP1/三本滝レストハウス(7km)、CP2/位ヶ原山荘(15km)を経て長野・岐阜県境がゴールの全長20.5km、標高差1,260mの堂々たるコースです。いや〜、正直かなりきつかったです。(^^;;
5km毎のラップを見返してみると、確かに前半はそれほどないが、後半にかけて勾配がきつくなってきます。そして、最初の5kmでそれほど頑張りすぎたわけでもないのに、時間とともにみるみるとケイデンスもパワーも下降していっているのがわかりますね。典型的な黄金のタレっぷりを発揮しています。かといって序盤の貯金とかがあるわけでもないので、最初から最後まで全然パフォーマンスが出ていませんでした。気持ち的にも全然追い込めていおらず、この先どんなにしんどい坂が待ち受けているんだろうということを考えて頑張りすぎないように抑え気味に走っていたのはありますが、かと言って楽だったかというと決してそんなことはなく、疲労困憊で九十九折で斜度が上がるときなどはかなり辛かった。そして残り距離1kmくらいから少し悪あがきをしてペースを上げようかと思ったけど、残り距離の標識と私のGarminの距離表示が全然合わない。700-800mほど合わない。今思えば標識を信じるべきだったのにGarminの表示が正しいと勝手に思いラストスパートのタイミングを待っていたら、急にゴールが残り100mとかになり、「あれ?」っと思ったけど時すでに遅し。500W弱出てたな...
Splits | Time | Distance | Elev Gain | Avg Speed | Avg Cadence | NP |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 18:34 | 5.00 | 262 | 16.2 | 75 | 235 |
2 | 20:24 | 5.00 | 278 | 14.7 | 72 | 220 |
3 | 24:25 | 5.00 | 328 | 12.3 | 68 | 210 |
4 | 24:43 | 4.87 | 318 | 11.8 | 63 | 204 |
トータルタイム: 1時間27分02秒023
でも、辛いだけじゃないのが今回の乗鞍です。もうとにかく最高のお天気に恵まれて景観が素晴らしい!富士ヒルクライムのスバルラインは富士山という絶対的なシンボルがあるものの景観自体はそれほどでもないですよね。乗鞍は、特に森林限界を超えてからの景色が素晴らしい。位ヶ原辺りから雪渓も見え始め、体力的には辛いけどこの景観の中を走っているのがめっちゃ気持ちよかったです。おの絶景を見ることができたので、本当に参加してよかったと心から思えました。そう言えば、誰かが「もう何度も乗鞍は走っているけど、こんなに遠くの方の山々がきれいに見えたのは今回が初めてかも」と言っていました。初めて参加したのに私は何てラッキーだったんでしょう。
レースの結果は、想定範囲内とはいえ散々でした。クラス別だと完走 888人中 173位でした。