鎖骨骨折入院から退院まで

12月15日

救急車で病院に運ばれる頃には自分でも骨折してしまったなという実感が出てきた。肩をだらんと下げたまま動かせない。とにかく痛い。レントゲンやらの検査を行ってから正式に医師から「左鎖骨骨折、肋骨骨折、肺の損傷」を伝えられました。骨折だけではなく気胸もおまけでついてきてしまいました。鎖骨は見ての通りかなり派手に折れてしまいました。

病室は最初は個室に運ばれ、そこで胸腔ドレーンを挿入されました。胸に麻酔注射を打ってからメスで穴を開けられるのですがかなり痛い。あまりにも痛かったので追加で1本、2本、3本と麻酔を追加してもらいました。その後、管を胸に押し込まれます。処置後に個室から2人部屋に移動。
気胸とは肺の表面に穴が空き、空気が胸腔に漏れて肺が虚脱した状態、胸腔ドレーンとは、胸腔内に貯留した空気や体液を持続的に体外に排出させる装置のことです。
手術は16日。夜から禁食です。

12月16日

手術は無事成功しました。今回もチタンパーツが体内に挿入されました。手術自体は予定より早く終わり2時間ほど? 術後はある程度覚悟はしていたけど、痛みあり。一晩中痛みがあって、連続して1時間も眠れない状態でした。私は、ボルタレンとかロキソニンとか定番の痛み止めがアレルギーで使えないので、看護師に痛み止めをお願いしても「ボルタレンロキソニンもダメなんですよね。であればないですね。」と悲しい反応。過去に使用してOKだった痛み止めを調べて、アタP筋肉注射と(弱めの)カロナールなら大丈夫ですと訴えて、アタPの注射を2回打ってもらいました。眠くなるので、おかげで数時間は眠ることができました。術後は、両足、中指にいろいろと付けられ、点滴も約24時間ほど投入。ずっと禁飲食。

12月17日

両足につけられてたものと中指に付けていたのもが外れました。その後点滴も外れました。残るは胸腔ドレーンのみ。今日から痛み止めとしてカロナール200mg 2錠 (1日3回) が出ました。1日3回。言わなきゃでかなかったかも知れないので、言ってよかったのかも。

12月18日

入院してから一時的に36℃台に下がったもののずっと37-37.8℃あたりをうろうろしていました。頭痛もなかなか収まらない。まあ、これだけ骨折しているんだから仕方がないのでしょう。この日の16:00に入院してから初シャワー。生き返った気がしました!

12月19日

午前中、肺のレントゲン。初日から大盛りをリクエストしていたのだが、どうやらオーダーが通っていなかったらしく昨日再度お願いしたところ、お昼ご飯からようやくご飯が120gから150gに。いや、150gでもかなり少ないです... 19時ごろにドレーンのチューブをクランプ。何か特殊な道具でも使うのかと思いきや、単に鉗子でチューブを挟んだだけw 意外とシンプルなんですね...

12月20日

2人部屋の隣のおっさんが退院した。これでいびきの爆音が無くなり眠れるようになる。実際、今までで一番長い時間眠れたかも。傷の痛みや頭痛などが酷くて本を読むという行為が難しかったのですが、ようやく少し読書できる状態になりました。ここは院内に出張図書館があるのが嬉しい。午前中にクランプ後の肺の状態を確認するために胸のレントゲン。事故当日からずっとそうなんですが、肺の損傷の影響で声がちゃんと出ない日々が続いていました。しゃべれないというほど重症な訳ではないが、声がかすれて出にくい感じがずっと続いていました。

12月21日

朝、遂に胸腔ドレーン抜いてもらいました。入れるのもだけど、麻酔なしで抜くときも滅茶苦茶痛かった。これでようやく身軽になり、ごろごろと胸腔ドレーンを引きずって歩くことがなくなりました。午後に抜いた後の状態を確認するための胸のレントゲン。
身軽になったので、ちょいと建物の外に出てお散歩。12月とは思えない暖かさではあったが、さすがに短パンと上はパジャマ1枚といういでたちはちょっと寒かったw

医師に「胸腔ドレーンも取れて、肺の状態も良好なので週末か週明けにでも退院できますよ」と嬉しいお言葉。23日は祝日なので22日の退院を逃すと月曜日まで退院できないことになると思ったので、「私は今日でも明日でも退院準備OKです!明日でどうでしょうか?先生!」と懇願してみる。整形外科医と外科医と病棟で協議の結果、明日22日退院OKという急展開となりました!

12月22日

8日間の入院生活を終え、無事退院しました!
まだ肩は動かせないし、痛いけど、クリスマスを自宅で過ごせるようになったことは心底嬉しかったです。