抜釘手術 - 2年ぶり2泊3日の入院

2年前にシクロクロスレースで骨折した右大腿骨頸部に2本のピンが入っており、今回それを抜く抜釘手術をしてきました。
11/19(木)に病院入りして、その翌朝11/20(金)に手術でした。手術当日は、朝の6時までは水分のみ可で、食事は前夜の21時まで。7:30くらいから点滴開始で9時頃手術室に向かいました。普通に歩けるので、点滴棒を自分で押しながら歩いて手術室へ。麻酔医との簡単なやり取りの後、例の幅の狭い手術台へ寝ます。そして、点滴の管から麻酔が投与されました。するとじわーっと体が温かくなっていくのがわかり、その後深呼吸していたらすぐに眠ってしまったようです。今回も全身麻酔なので、手術中の痛みなどはまったく感じませんでした。
次に気が付いたときはもう病室のベッドに運ばれていたという感じで、あれ?もう終わったの?というのが正直な感想。実際に手術はいたって順調に行われ約40分ほどで終了したそうです。
手術後はベッドの上で起き上がることも許されず、仰向けに寝たままで3時間動けませんでした。そんなときに限って持病の副鼻腔炎が出てきて鼻呼吸が完全に遮断されてしまい、口も上手に呼吸できない状態に陥ってしまい、酸欠で死ぬんじゃないかと思いましたw 点鼻薬を持っていたので、使わせてくれと依頼しても、薬は医師の許可がないと使えないし、医師は今手術中なので3時間以内に出てこないとのこと。せめて頭を高くしてくれといっても5cmほど高くしてくれただけ。今回は抜釘手術云々よりもこの3時間が死ぬほど辛かった〜。
永遠に感じた3時間が過ぎて点鼻薬と起き上がることが許可されてようやく一段落。
肝心の右脚は、患部がかなり腫れており、まだ麻酔が効いているので痺れた感じで触っても感覚があまりない状態。結局その日はほとんどその状態が続きました。点滴も付けたままだったのでその日は移動は車椅子で。

今回の病室は4人部屋でしたが、2名が若者、1名が年配の方。この年配の方のいびきがすさまじかった〜。オールナイトで部屋中に轟音が響き渡っていました。私もいびきをかくんだけど、こんなにひどくはないと信じたい...
翌朝、看護師さんに「○○さん、よく眠れましたか〜?」と聞かれると「あー、いやー、あんまし寝れなかったな〜」と答えていた。おいおいおい、一晩中豪快にいびきかいとったやんけ!眠れんかったのはお前以外の3人じゃ!と叫びそうになった。:-D そう言えば2年前に入院した時も似たようなことがあったな〜。そのときのブログは「隣のベッドのおっさんシリーズ」というタイトルでその1その6までの連載物として書きましたw
入院前から医師に11/21(土)に退院させてくれと言い続けていたこともあり、21日の午前中に無事退院することができました。朝になると昨日までの麻酔の痺れというものはほぼなくなっており脚の感覚も戻ってきましたが、患部はまだ腫れており痛いですね。
退院時は、両松葉ですが、足をまったく着いたらダメというわけではなく、次回外来時の26日までは少し足は着いてもいいがあまり荷重をかけ過ぎない程度で松葉杖を使っての歩行をしてくださいという指示でした。あまり無理しすぎないようにしつつも、まったく荷重をかけないとちゃんとしたリハビリが必要なレベルまで衰えてしまうので、慎重になりつつも様子見つつ荷重を少しずつかけていこうと思います。1〜2週間は松葉杖生活になりそうです。
何はともあれ、2年間骨の中にいたチタンのピン2本がようやく体から撤去されました。ピンはチタン製で約12cmほどの長さ。鉛筆よりは細く、スタイラスのような感じですね。

これで右脚が軽量化されたからペダリングが軽くなるかな〜なんてアホなことを考えていますが、今のところは抜いてよかったんじゃないかなと思っています。