秋ヶ瀬の森バイクロアにて落車、骨折して入院

(このブログは12月28日に重い腰を上げて書きました)
先週の野辺山に続き今週もシクロクロス。今回はさいたま秋ヶ瀬公園で開催される秋ヶ瀬の森バイクロア3。ファンクラスAでエントリーしました。40歳以上なのでマスターズクラスという選択肢もあったけど、なんとなく年齢に関係ないファンクラスで走ってみることにしました。体力があればダブルエントリーもありですね。
知り合いでは、ゆうきも同じクラスにエントリーしていた。ゆうきと同じレースに出るのっていつ以来だろう。覚えていないくらい久しぶり。
コースは、野辺山に比べると難易度が低いので私のような初心者には参加しやすいと思う。ロードレースと違ってスタートラインに並んでいても緊張とかはまったくないのは、あまりにも私のレベルが低すぎて勝ちたいとか1つでも上の着順を目指したいといった気持ちがないからなんだろうな... 確かに参加するだけでも十分楽しいけど、もう少し上手になったらもっと楽しいのは間違いない。
レースは30分。コースはほぼフラットで、シケインなどはあるけど、階段もないし泥区間もないので野辺山のように機材トラブルは少なそうだった。ただ、森の中の狭い道なども多いのでそういったところは無理せずにむしろ道をゆずった感じ。下手なことをすると渋滞を引き起こしかねないからね (^^;
スタートしてから徐々に遅れて、ヘアピンなどのコーナリングや乗り降りの区間ではじゃんじゃん抜かれました。残念ながら下手くそなので想定範囲内。ゆうきも1周目で先の方に行ってしまったので姿が見えなくなってしまった。野辺山で1周目でたれたという反省もあり、少し抑え気味で周回を重ねることにした。このコースは、4ヶ所すれ違うポイントがあってそこで前の集団と差が開いているのか詰めているのかがわかります。そこですれ違うときに前を走っているゆうきを発見。30m以上離れていたのが少しずつ差がつまっていくのがわかったので、そこに追いつくことをモチベーションとして走りました。そうすると少しずつ差がつまっているではないか。お、これはいけるかもと思っていたら最終周についに射程距離にとらえて、森の中でぴったり追いつきました。コース内の一番長いストレートの農道に出るのをまってゆうきをパス。後はそんなにテクニカルなパートもないので脚も残っているからこのままいけるかもと思っていた。
この農道からアスファルトの道に入るコーナーの少し手前のところで、思いもよらぬ落車。あの辺りは砂利がいっぱいあったのでその砂利にタイヤをとられて、アッという間に(スケートリンクでつるっと滑ったかのように)落車して、右半身を強く強打。落車したのが土の道だとよかったけど、そこを過ぎたコンクリートのところだったのでかなり痛かった。立ち上がろうと思ったけど、脚が動かなかった。すぐ後ろに走っていたゆうきが心配して止まってくれ、しばらくしてもう1名の方*1、自宅からはちょっと遠くて不便な場所だったのでちょっと落ち込む。
病院に到着してからレントゲンやらの検査の結果、医師が私にこういった。「右大腿骨頸部骨折ですので、手術が必要で、このまま入院となります。はっきりとしたことは申し上げられませんが約1か月の入院と思ってください。」
がーーーーん。仕事のことやら家族旅行のことやら、その他もろもろ色んなことが頭をよぎった。1か月も入院なんてしてられない。「先生、入院以外の選択肢はありませんか?」と聞いたけど、きっぱりと「ありません」と言われました。
シクロクロスは落車しても下が土であることが多いので大きな怪我もなく安心と言われていたはずなのに、ほんのちょっとのコンクリート区間でかつ一番スピードが乗っているところで落車してしまうとは、自分のどん臭さを恨む。そして、会社関係の方々と家族には本当に申し訳ないと思っています。
こうして、私の辛く長い入院生活が始まりました...

*1:実は優勝した人でゴールしたのに気付かずにもう1周してしまっていたらしい)も止まってくれて、その2人に肩をかしてもらいコースの外まで運んでもらった。ゆうき、あのときはありがとう & せっかくのレースをDNFにさせてしまいごめんなさい。2人もあれで表彰台の夢は消えてしまいましたね ;-P 救護班の方に擦過傷の手当てをしてもらい、レースが終わるまでしばらく待ってからゆっくり起き上がり、びっこを引きながら戻ることに。「動けるようだから骨は折れていないでしょう」というスタッフの言葉に私もきっとそうだろうと思って、痛いけどなんとかびっこで歩けるなと思った。 エンドが曲がってRDが痛んでそうだったけど自転車のダメージも思ったほどではなさそう。クランクをちょっと回したらバキッという音とともにRDがもげた。(涙) 右頭部も強打したけど、ヘルメットがしっかりと守ってくれました。(後日頭部レントゲンも撮りましたが問題なしでした) あきら達がいるところまで自転車を押しながら何とか辿り着き、びっこを引きながら昼飯を買って食べて、座って休んでいた。しかし時間と共に痛みがどんどんひどくなってきた。そして、この辺りから何か大きな不安とともに、このままここにいたら帰れなくなる。車の運転ができるかどうかわからないけど、できそうだったら今のうちに帰らないと、と思い、周囲に誰もいなかったので駐車場まで連れて行ってもらうこともできず、バイクを杖代わりにほぼ片足で40分くらいかけて駐車場まで辿り着いた。普通なら数分の距離でした。 死に物狂いで何とか家まで辿り着いたけど、自宅には誰もおらず。痛くてもう1歩も歩けないので、嫁はんに帰ってきてくれコールをして、ベッドに倒れこんだ。このときすごく熱も出ていて39°弱まで上がっていた。最初は、自家用車で病院に連れて行ってもらおうと思っていたけど、車まで歩くことすらもはや不可能だったし、普通に救急外来に行って待たされるのは勘弁して欲しかったので、救急車を呼んでくれとお願い。 しばらくして救急車が来て、救急病院に向けて出発。向かっているのは5年前に骨折で入院したことのある府中の病院。あそこならいいなと思いながら、救急車で運ばれている最中、救急隊員の携帯電話が鳴り、何やら急に重症患者が入ったので受け入れを拒否されたとのこと。ううう、痛いので早く病院に行きたかったのに... それから2人がかりで何件も病院に連絡してもらったが、どこも受け入れてくれないようだった。高熱で喘息で咳も出たしたのであの時間帯はかなりしんどかった。恐らく3-4件目でようやく受け入れ可の病院が見つかったようだ。名前を聞いたが、どこかよくわからなかった。もしかするとあそこかなと想像したけど((結局そこでした