2020年東京オリンピック 自転車ロードレースのより詳しいコース

以前、「東京 2020年のオリンピックの自転車ロードレースのコースは馴染みの深い場所」でもオリンピック自転車ロードレースのコースについて書きましたが、東京都都議会議員 石川良一氏の東京都議会報告でもう少しだけ詳しい情報が確認できましたので、シェアしますね。

皇居前(インペリアル・パレス) をスタートして、甲州街道を下り府中市から稲城大橋を渡り掘割を通り過ぎ尾根幹線に入ります。稲城市役所前を通り向陽台に入り、三和の交差点を右折して稲城中央図書館の前を下り、川崎街道を左折して稲城市立病院、米軍の多摩サービス補助施設を通り、多摩市連光寺に入り、連光寺坂を下り多摩ニュータウン通りを右折して関戸橋を渡り、府中市に入り、川沿いの道を上り府中総合体育館近辺から旧甲州街道に入り、右折して稲城大橋に入るコースを男子は 16周*1、女子は 7周し最後は調布の味の素スタジアムの前を通り、武蔵野の森公園でゴールするものです。
男子は 280km、女子は 140km で所要時間は男子で約7時間、女子で約4時間というものです。出場選手数は、ロンドンでは男子 120人、女子 80人程度だそうです。多摩・稲城市をコースとするのは豊かな緑の景観と 124m の高低差が多摩丘陵部で確保できることによります。


周回コース中、下り以外でスピードが出そうなところは、稲城大橋と渡ったあとのトンネルの中、関戸橋を渡った後の多摩川の沿道辺りでしょうね。連光寺の緩やかな登りも凄いスピードで集団が駆け上がっていくんでしょうね。このコースにちりばめられた Strava のセグメントのラップを知りたい気もします。
この集会コースだけで 244.48kmだというから、さすがプロは違います。今年のミラノ〜サンレモが 298kmだったから、それに匹敵するくらいの距離ですね。長い登りや急坂はないので、かなり高速なレース展開になる可能性もありますね。最後のゴールスプリントである程度の集団でドラマが展開されるのか、どこかで鮮やかな逃げがきまるのか、まだまだ先の話ですが、この慣れ親しんだ道を世界のトッププロが真剣勝負を繰り広げるというのは想像するだけでも興奮しますね。

*1:周回コースは1週 15.28km