Mt.富士ヒルクライム自己記録更新ならず

今回は、土曜日が娘の運動会だったこともあり、かずいさんに前日受付をお願いしました。宿の手配から代理受付までありがとうございました。
前日から当日昼前まで雨という天気予報とは裏腹に当日朝4時に起床すると、雨は降っていません。スタートした後に降り出すのならまだしも、スタート前から降っているという状況は嫌だなと思っていたので、天候に感謝。結局スタート時までは、ずっと曇りだったけど、雨も降らずに気持ちよくスタートラインを切ることができました。しかし昨夜のぜんそくのおかげで明らかに寝不足で体がとてもだるい感じ。
スタートしたら、寝不足なんてどっかに吹っ飛び、個人的には1年で1番大切なレースに向かって走り出すのみ。ちなみに今日走ったスバルライン 24km の標高差 1,255m のコースはこんな感じ。

どうしたことかスタート直後から驚くほど調子が悪い。これなら試走の時の方がよっぽどまし。心肺はいきなり90%近くまで上がるのはいつものことだけど、脚が回らないし、妙に汗の量が多い。スタート直後だけの症状だろうと思いきや、5kmたっても10kmたっても、いつになく辛い。少し斜度が緩くなっても思うように加速ができない。調子が悪すぎて、ペダリングやフォームを意識する余裕すらなかった。
5km 毎にラップを測っていたのだが、あまりにもタイムが悪いので、このままでいくと記録更新どころか、去年の記録を大きく下回る予感。正直言うと、10km までに何度かリタイヤという文字が脳裏を横切った。調子も上がらないし、仮に少しましになったとしてこのまま頑張っても記録更新は絶望的である。もう今年は駄目っぽいから止めようかと何度か思いました。
でも周りを見渡すと、つらいのは皆同じだし、男子も女子も誰一人漕ぐのを止めようとしていない。記録更新が駄目でもその駄目具合を最小限に抑える努力をすることに切り替えて完走を目指した。
そうは言っても、最初の10kmで作った借金を返すどころか、その後も失ったタイムを回復するまでには至らず、ずっと苦しい戦いが続いた。過去2年は、最後のほぼ平坦区間で脚が攣ってしまうという悪い癖があったのだが、今回はそれよりかなり手前の17km辺りで左脹脛がピキッと攣ってしまった。ペダルを回す度に攣って「ぬおっ」と思わず声が。声出すと少し痛みがまぎれるような気がするのは気のせい?ペダルをこぐのを時々止めて叩いたりして凌いでみるもこれはかなり辛かった。心拍数ががくっとさがっているのも、ちょうどこの辺り(17km辺り)のような気がする。

最後の4km区間だけ去年よりラップが良かったけど、去年はこの区間で脚が盛大に攣りましたからあまり比較の参考にはなりませんね。

5km 毎のラップとそのタイムの前年との比較。プラスの数字は去年より何秒遅かったかで、マイナスは何秒速かったかです。ご覧の通り、全然ダメでしたね。結果は、1:17:59。去年より1分近く遅くなってしまうという残念な結果。
今年は、フレームも新しくなったので、Colnago C59 の面子の為にも記録更新しなければならなかったのに、こんなことになって、コルナゴさん、すみません...
途中少し霧雨のような雨で濡れたけど、雨も持ちこたえてくれて何よりでした。そして五合目の寒さは想像以上。2週間前の試走で登った時は、ソフトクリームを食べている人たちが沢山いたというのに、今日は冬用ジャケットを着ても震えがとまらない寒さ。つらいので、すぐに下山。結局レース中も下山中も大して雨も降らず、北麓公園でうどんを食べ終わった頃にぽつぽつ降り始め、その後結構な雨に。ぎりぎりセーフでしたね。
初めて参加した2008年以来毎年少しずつ自己ベストを更新してきたのですが、今年それがストップしてしまいました。体力の衰えは止められないので、何とか今年も少しでも更新したかったのですが力及ばず。
自転車は機材じゃなくてエンジン(人間)だということを自ら証明するという2012年の Mt.富士ヒルクライムでした...

[追記: 2012/6/10]
今年は年代別順位は61位(881人中)、総合順位は496位(4703人中)でした。今年で5回目の参戦ですが、タイムが去年より悪かったので年代別順位でも今年は順位が下がってしまいました。

年代別順位 年代別順位上位%
2008 87/777 11.2%
2009 66/667 9.9%
2010 69/755 9.1%
2011 40/760 5.3%
2012 61/881 6.9%