ヘッドパーツの交換

数か月ほど前からだろうか、ヘッドのがたつきが気になり始めた。どういった症状かというと、下ハンでフロントブレーキを握ってぐいっぐいっと前後に押したり引いたりすると、ヘッドが少しカクカクと動くというかガタつきます。まるで遊びがあるかのような感じです。ある程度の速度でフロントブレーキをかけると、カクカクしながら制動するときも多い。しかもこの状態だと勝手に右にハンドルがきれてしまう。トップチューブを持ってバイクを持ち上げてみると、前輪が右に切れてしまうので明らかです。かなり良くない状況でした。
ガタつきを解消しようと、プレッシャープラグとステムのボルトをきっちり締めてあげると、ガタつきはかなり緩和されるのですが、今度はハンドルに引っかかりが生じてしまい、センター位置で一旦固定されてしまいます。下手するとこちらの方が危険かも。こういった症状のときはベアリングが傷ついてしまっていることが多いというのをどこかで見た記憶があり、実際先日 Specialized コンセプトストアで BG FIT を受けたときもこの症状を指摘され、ベアリングの交換を推奨されました。
スーパーヒルクライムが終わってから交換しようと思い、スーパーヒルクライム終了後にその足でノッタサイクルへ持ち込み診断してもらいました。
結果、ベアリングを交換してみようということになり、部品取り寄せ。約1週間後に連絡があり、木曜日に日帰り入院となりました。
出てきたベアリング(シールド)は錆や汚れがひどいものでした。そこそこ乗ってるし、雨の日とかもちょこちょこ乗ってるから思いのほか劣化が早かったようです。前回ベアリング交換したのが去年の8月だから約1年でまた駄目になりました。交換したのはこの錆と汚れの上下ベアリングと下の受け、圧が弱くなったプレッシャープラグ(キャップ付き)。*1
上の写真が古いキャップ。こちらが新しいもの。新しいものは Pinarello のロゴが赤になってちょっと形もかわいくなりましたね。
私のバイクは Pinarello FP5 だけど、これは Pinarello 特有の症状という訳ではないけれど、構造上ベアリングに問題が発生した場合に、こういった症状が出やすい(わかりやすい?)のは Pinarello かもしれないとのこと。
いずれにせよ、長期入院することもなく日帰り入院で完治したのは本当に助かりました。FP5 にはまだまだ頑張ってもらわないとね。

*1:備忘録: 交換パーツ代金 \8,715、交換工賃 \4,410、合計 \13,125