CPRM DVD を PC で再生する

ローラー台で自転車をこいでいるときに、皆さんそれぞれ「ローラー台のお伴」があるかと思います。音楽だったり、TV だったり、DVD などのビデオだったりさまざまでしょう。私の場合、ローラー台がある部屋と PC が置いてある部屋が同じなので、PC で音楽を聴いたり DVD を観ながらだったり、その時々にチョイスしています。そこでどうしても「お伴」に追加したかったのが、CPRM の DVD です。言い方を変えるとダビング 10 の番組をダビングした DVD と言ってもいいでしょう。
これが CPRM で暗号化された VR 形式の DVD を PC で再生できるようにしたい、というきっかけでした。
さてどうすれば再生できるのかと色々と調べていると、CPRM に対応した DVD ドライブ再生できるアプリケーションが必要らしいということがわかりました。
ドライブは今後 ノート PC を購入したらそちらにつなぎたくなることもあるだろうと思い、IO DATA の DVR-UN20GL という外付け DVD ドライブを購入。後で気づいたのですが、私の外付け HDD とデザインがばっちり統一されており見た目にもグッドでした。
アプリケーション (DVD 再生ソフト) は、意外と高価なのでドライブに添付されているもので CPRM 対応のものを探しました。上述の DVR-UN20GL には WinDVD が同梱されており、CPRM 対応なのでこちらを使うことにします。
これで万事 OK かと思いきや、CPRM 映像の再生には HDCP 規格に対応するビデオカードが必要だということが判明。私の古い PC のビデオカードはそんなもの対応しているはずもなく再生できませんでした。
仕方がないので、近所の PC DEPOT に行ってなるべく安価なビデオカードを購入。ロープロファイル対応で、かつスリムタワー型ケース内のスペースが結構狭いので、ヒートシンクがごっつくてなくて高さが比較的低いものに限られます。選んだのが ATI Radeon HD4550 GPU搭載の RH4550-LE512HD (玄人志向) です。詳しいスペックはリンク先にありますが、私はゲームをやるわけではないのでこのスペックで十分でした。
ドライバのインストールや CPRM キーの取得などの作業を経て、ようやく再生です。ディスクをドライブに挿入してから20秒程待たされますが、きちんと再生できました。嬉しくて Tour de France の山岳ステージを再生してついつい見入ってしまいましたが、これ頼もしい「お伴」ができました。ハードディスクレコーダーに撮りだめたはいいけどなかなか観る暇がなかった番組などは、ローラー台をしながら観ることができます。
思いの外情報収集が面倒だったのは、こういったニーズがあまりないからなのかも知れません。DLNA とかの方が美しいのかも知れませんが、直近の目的を達成するには今回の方法で満足しています。