ニューサドル Selle Italia FLITE Gel Flow

サドルの旅は続くよどこまでも〜。
私の周りには殆どいませんが、サドルに関しての悩みを抱えている人も少なくないと思います。私もその1人です。私の約2年間のサドル遍歴は、

  1. Most Bengal (完成車に着いていた)
  2. Fi'zi:k Arione (事故で破損)
  3. Fi'zi:k Arione TRI2

と来て、今回 Fi'zi:k から浮気して創業 112 年の伝統を持つ Selle Italia を試してみることにしました。モデルは FLITE Gel Flow で超ロングセラーモデルです。ブラックかホワイトかで迷った挙句、ヘルメットもバーテープもホワイトなので、ホワイトに決定。レールはチタンで、重量は 240g。決して超軽量サドルという訳ではありません。もちろん軽量であるにこしたことはないのですが、私の場合サドルに関しては軽量よりも快適さの方が遥かに重要なのです。そうはいいつつ、今までの Arione TRI2 よりも 5g だけだけど軽くなりました。(^^)


サドルに関しての悩みは主に、坐骨の痛み、内股の摩擦、局部の圧迫感があるらしく、坐骨の痛みは Arione TRI2 で解消されました。内股の摩擦は少し距離が長くなると痛みが出てきます。局部の圧迫は普段はありませんが、長い峠を登るときなどにたまにあります。
その2つの悩みを解消するための形状として、(たぶん)向いているのではと思ったのがこの FLITE Gel Flow です。シェルにカーボンが配合されているらしいので、三角のところからカーボン柄が見えます。Arione と比較して初めて気づいたのですが、内股がすれるであろう付近は意外にも FLITE Gel Flow の方が細くなっています。印象だと Arione の Wing Flex の方がその辺りは優れていると思っていたので、私にとっては好都合かもしれません。

早速取り付けて、30km ほど感触を試すために軽く走りに行ってきました。ボルトの締めがゆるかったせいで、走っている途中でずれてきたため、一旦すべて外して付け直しましたた。私のミニマルチツールはやぐらのボルトを締めるような狭い場所では使いにくく、結構いい加減(かなり前下がりだった)に付けてしまいました。やり直すのも面倒なので、今日はそのまま走ることにして、帰宅してから付け直しました。
FLITE Gel Flow の試走の印象としては、Arione TRI2 と比べると少し座面が固いですね。但し、お尻というか坐骨が痛いかというと痛くはありませんでした。これは Gel だけでなく形状としなりが関係しているのかも知れません。
内股の摩擦は、まったくと言っていいほどありませんでした。これは距離が短かったためなのかは今後検証することになると思いますが、悪くはなさそうです。
穴あきの効果については、正直よくわかりませんでした。局部が痛くなるということはなかったので、効果があるのかも知れません。無理かもしれませんが、自分が座っている状態で穴あきサドルの裏からどうなっているか見てみたくなります。他人はそんなもの見たくもないでしょうから、「どうなってるのか見て。」と頼む訳にもいきません。(^^;
気になった点は、座面が滑りやすいこと。反面、それが気持ちいいとも言えるので、それほどマイナスではないでしょうが、ヒルクライムなどで腰をぐっと引いて座りたいときなど、どうなるのか興味深いです。
後は、前後位置。取り付け可能な位置の範囲がレールに印字されていますが、個人的にはもう少し後ろに引きたいと感じました。これは後退幅が大きめのシートポストにすれば解決するのでしょうが...
ルックスは、上から見た形が美しくて一番好きですね。逆に横からのルックスはあまり好きではありません。まぁ、これは購入前からわかっていたことですが。自分のバイクとのカラーバランスは、満点とはいきませんが、まあ合格点です。