Pinarello FP5 インプレッション

ニューバイク Pinarello FP5 に昨日は15km、今日は午前中に約 60km 乗ってみました。
昨日は単なる試乗程度でしたが、今日はかなり過酷なコースをアタック合戦さながらの追い込みで距離の割には中身の濃い練習となりました。おかげで最大心拍数記録更新しました。(^^)
FP5 のフレームと共にハンドル、クランク、シートポスト、チェーンが新調されましたので、いろいろな要素が混じり合ってこの乗り味なんだろうなと思います。
FP5 のフレームは F4:134 と同じ金型を使用して作られているのでそこは安心感があります。このフレームは、ミドルグレードとはいえとても凝った形状で、その上とても上質な仕上げで美しいです。素材はハイモジュラスカーボン 30HM12K です。50HM1K とか 30HM12K などのカーボン素材の説明は、やっぱり晴れでしょ!さんのブログが分かりやすいです。
確かにこの素材から想像できるとおり、超軽量というわけではありませんが*1、高剛性でありながらも硬すぎず適度なしなやかさを持った乗り味という印象を持ちました。Prince カーボンで使われているカーボン素材では、私の貧脚では踏み負けてしまいグランフォンドなどにはつらいバイクになってしまうのかも知れません。それを承知の上で乗ってみたい気もしますが、さすがに買うことはないでしょう。
アルミからカーボンフレームになったからといって、魔法の翼が生えるわけではありませんでした。しんどい坂はやっぱりしんどいです。 (^^;

よく言われる路面からの振動減衰については、今はまだよくわかりません。もしかすると今までのバイクがカーボンバックだったからなのかも知れません。これについてはもう少し長い距離を乗ってみて様子をみることにします。
以前カーボンバイクを試乗したときも顕著に感じられたのがヘッドの軽さです。特にダンシングでバイクを振ったときに最初はあまりの軽さに戸惑ったほどです。コラム、フォーク、ハンドル辺りの軽量化も影響しているのかな。重心が後ろ寄りで安定している(気がする)ので操作性も安心感があります。安定性はオーバーサイズBBの効果もあるのかな。
踏み出しの軽さも確かにありますが、あとちょっとというところでも粘りを発揮してくれるような気がしました。ただそれは、恐らくニューバイクに乗った嬉しさからくることの方が大きい気がします。ええ、それでいいんです。:-)

*1:1150g です