Blu-spec CD の実力は?

Blu-spec CD Logo

ソニー・ミュージックエンタテインメント(SME) が高音質ソフト Blu-spec CD なるものを開発したそうです。
Blu-spec CDは、Blu-ray Discの素材と製造技術を応用して高音質化を実現したソフトで、CDの規格に準拠しているため通常のCDプレーヤーで再生できるのが特徴のようです。そう聞くと、同じように CD プレーヤーで再生可能な SHM-CD (Super Hight Material CD)*1 を思い出しますね。歪んだ見方をすると、売れなくなった CD を何とか売ろうとか、リマスター版といって再発してまた買ってもらおうという作戦もそろそろネタ切れしてきたので新たな戦略が欲しかったのかなとか思ってしまうのは私だけ?
SHM-CD は、17曲入りのCDとSHM-CDが2枚も入って1000円というお買い得なサンプラーを購入したので、一応体験済み。確かに霧が晴れたようなクリアな音になったのはわかる。けれど、サンプラー以外のものが中途半端に高いので購入意欲をそがれていた。私は、一応 SACD プレーヤーを持っているので、あの値段をだすのなら SACD を買った方が絶対いいという結論に達した訳です。存続危ぶまれる DVD-Audio でも勿論歓迎。
この Blu-spec CD は聴いたことないけど、大差ないような気がしてならない。しかもBlu-spec CDは、1枚2500円と値段も決して安くはない。これなら、やはり輸入盤の SACD の方が惹かれるなぁ...
やっぱりプレーヤーが普及していない SACD のカタログを増やすのは難しいんだろうか。無くなってしまわないことを切望する。

*1:日本ビクターとユニバーサルミュージックが共同開発