異次元のバイク試乗

19日のブログにも書いたが、先日オープンした TREK コンセプトストアのバイクプラス多摩センターで3月30日までの期間限定で沢山の試乗者が解放されていたので、我が Pinarello にまたがって行ってまいりました。目的は、TREK Madone 6.9 Pro, 同 5.2 Pro, そして Lemond Tete De Course (テット・ド・クルス) を試乗すること。

お店に着くとさっそくお願いして、先ずは TREK 最高峰の Madone 6.9 Pro。なんと完成車価格 98万円のすんごい高級車。Shimano Dura-Ace のコンポも初体験だし、ディープリムのカーボンホイールも初めて。フレームだけでなく、ステムからシートポストまでフルカーボンですべてのパーツに贅を尽くした感じ。
試乗の前にペダルを私のものに付け替えてもらった。フレームサイズが小さすぎたので、シッティングはかなり窮屈だったが、ダンシングではこのバイクの雰囲気をつかむことができた。登りはとにかく軽い。思わず「あ〜、高いチャリってこういうことだったのか」とダンシングで坂を登りながら呟いてしまった。うまく表現できないけど、19のギヤの力で回しているのに17のギヤが回っているかのごとく前へ進むとでも言ったらよいだろうか。明らかに速くなったような錯覚、いや実際に早くなるはず。ぜひ自分のサイズにあったフレームで試乗してみたいものだ。
2台目に試乗したのが Lemond Tete De Course。こちらは 95万円! こちらのバイクに試乗できるチャンスの方がまれなのかも知れない。確かこれは以前同僚が試乗してすごく気に入っていたバイクだ。こちらも負けず劣らず軽い。ホイールやパーツは、Madone 6.9 Pro と似たようなものが装着されているようだが、こちらはコンポが最近注目の SRAM Force だ。SRAM のダブルタップはもちろん初体験。試乗の短い期間では、このダブルタップは最後まで慣れなかった... 比較試乗が目的ではなかったので、少し違うコースを走ってみた。そのせいかどうかは不明だが、個人的には Madone 6.9 Pro の方がオールマイティな感じで好みかな。
一通り試乗を終えると外は真っ暗だったので、ペダルを自分の自転車に付け替えてもらいアルミの我が愛車 FP1 にまたがって店を後にした。サイズの合ったバイクに乗るとちょっとホッとした。いくら高級車に乗ってもサイズがあっていないようならば、安物でジャストフィットする方がよほど乗り心地がいいものだと自分に言い聞かせて夢から自分を覚めさせたのであった...