Beat Sound

Blackcomb2006-05-02

大好きなムック本に「Beat Sound」という本があります。これはどういうモノかと言いますと、ロックとオーディオの新しい関係、ロックを中心としたビート・ミュージックの再生を考えるリアル・タイム・ハイファイ・マガジンなるものです。発行が不定期なので一体いつ出たのかわからなく、気がついたら発売されていたという事が殆どでしたが、2003年夏の第1号から数えて早や6冊目が先月発売されました。ロック、オーディオ、ギター好きにはたまらなく面白い本で何度も何度も読み返しています。
例えば、No.1 の内容を一部を紹介すると、「ビートサウンド最前線を最新ブリティッシュスピーカーで聴く」と題して、鈴木慶一、和田博巳、ピーター・バラカンの対談で、視聴するスピーカーは KEF, Monitor Audio, PMC の3種類、ディスクは、CD が The Intercontinentals / Bill Frisell, Shine / Daniel Lanois, Up / Peter GabrielSACD(2ch) が Through the Past Darkly: Big Hits 2 / Rolling Stones, Creedence Clearwater Revival / CCRSACD(5.1ch) が Dark Side of the Moon / Pink Floyd, New Favorite / Alison Krauss & Union Station, October Road / James Taylor、そして DVD が The Last Waltz / The Band といった具合。たまらんねぇ〜。続く「マイルスを聴け!2chで、マルチで。」という企画では Zingali と PMC のスピーカー、パワーアンプは JOB300が登場。
こういった具合に、ロックをいい音で聴こうというテーマで素晴らしいオーディオ機器とディスクが沢山紹介されている。ここで紹介されているオーディオ機器は必ずしも高価なものとは限らないところも、通常のオーディオマニア向け雑誌とは少し違うところかもしれない。Beat Sound ならではとしては、レスポールフリークの岸田邦雄やスラトトフリークの波多野光男がそれぞれのギターの音色にこだわり、スピーカー4モデルをテストしている記事が好例である。以下No.2〜No.4のキャッチコピーです。

音楽を たくさん聴こう、いい音で。
心が震える音で、音楽を。
音楽の泉を オーディオの光で。