Firecracker

Firecracker

60年代のアルバム紹介ばかりというのもどうかと思い、比較的新しい(とは言っても9年前) Lisa Loeb の2枚目「Firecracker」(1997) です。Lisa Loeb に関する知識はまったくゼロに等しく知っていることはこのアルバムがすべてです。全体を通して聞きやすいかわいい声の爽やかでポップな音楽です。アコースティックギター1本からバンドサウンドを取り入れるようになった3枚目以降の Jewel に共通する部分があるけど Jewel ほど歌い方に思い入れの強さは感じられず、Chrissie Hynde ほど力強さもなく、Joni Michtel ほどコアな音楽ファンを引き寄せるわけでもない。でもこういった人達にどこか通じる部分があって、Everything But The Girl のお洒落な雰囲気を少し取り込んだ感じの作品。声質は、Belinda Carlisle ほど極端ではないけど"あんな"感じの所謂かわいらしい声で嫌いじゃないです。こうなると売れたらしいデビュー作 Tails も聞いてみたくなる。
Frank ZappaKing Crimson ばかり聞いていると家族の評判が落ちるのでたまには爽やかな CD をターンテーブルに乗せてバランスをとることも大事やね。